Piano Stories 100 ~100台のピアノ物語~
NEWS
2023.03.01 感動の実話『ピアノストーリーズ』書籍が3月9日に全国発売
2023.02.20 ピアノに新たな息吹をつなぐ人たちへのスペシャルインタビュー《最終回》
2023.01.11 ピアノに新たな息吹をつなぐ人たちへのスペシャルインタビュー《ピアノ配送編》
2023.01.27 ピアノに新たな息吹をつなぐ人たちへのスペシャルインタビュー《調律師編》
2022.12.05 ピアノに新たな息吹をつなぐ人たちへのスペシャルインタビュー《指導者編》
2022.10.21 ピアノに新たな息吹をつなぐ人たちへのスペシャルインタビュー《修理編》
2022.09.21 ピアノに新たな息吹をつなぐ人たちへのスペシャルインタビュー《メーカー編》
山野楽器の音楽教室で役目を終えた100台のピアノを贈るプロジェクト。「生徒さまを楽しませてきた、わが子のようなピアノたちをこれからも活かしていきたい」という想いから生まれたこの企画。 たくさんのご応募をいただき、厳正な審査のもと100名の皆さまのもとにピアノをお届けし、楽器たちの第二の人生の物語がスタートしました。
きっかけは…
2021年6月5日(土)放送 『小山薫堂 東京会議』
BSフジの人気長寿番組 『小山薫堂 東京会議』。2021年6月5日(土)の放送で、山野楽器を取り上げていただきました。
この度、山野楽器の音楽教室で長年にわたり生徒さまのレッスンで使用されていたピアノを、まとめて入れ替えることとなりました。 番組では、小山薫堂さん、松任谷正隆さん、小宮山雄飛さんの3名が銀座本店6Fのピアノフロアに集合。会議の中で、当社社長の山野から、「ピアノで人を喜ばせたい。これまでの生徒さんに寄り添い、楽しませてきたわが子のようなピアノたち。ピアノに寄せる生徒さんたちの思い出も大切にしながら、これからどう活かしていったらよいだろうか」と相談。 3人からは 「駅ピアノは?学校とか老人ホームなんかも…」「ピアノが第2の人生を歩みだすところにストーリーがありますよね。たくさんのハッピーを作ってきたピアノが、皆さまのところにいって、新しいハッピーを繋げに行く。」「このピアノをぜひ欲しい、という想いを手紙で応募していただくのはどうか」などのアイデアをいただいて、今プロジェクトが動き出します。
▼番組を見逃した方はこちら
BSフジ オンデマンド
あなたの元に、山野楽器からピアノを届けます!
※2021年7-8月募集実施済。 ※現在、募集は終了しております。
小山薫堂 氏
(放送作家、脚本家)
松任谷正隆 氏
(作編曲家、音楽プロデューサー)
小宮山雄飛 氏
(ホフディラン、ミュージシャン)
BSフジ『小山薫堂 東京会議』公式サイト
たくさんのご応募ありがとうございました!
2021年12月4日(土)放送『小山薫堂 東京会議』
『小山薫堂 東京会議』で「Piano Stories 100 ~100台のピアノ物語~」の途中経過を報告しました。
8月末で募集を締め切り、10月末にご当選者を発表しました。 ご当選者のうち3名の方への当選告知シーンを中心に、これからのピアノストーリーズについての相談、提案が行われました。
経過報告(2022年1月)
2022年1月時点で、音楽教室での役割を終えたピアノ、電子ピアノは、点検、修理して、お客さまの元へ旅立つ準備 をしています。
それぞれのピアノには、山野楽器の精鋭技術者が、誠心誠意、時間を惜しまず修理に携わっております。 間もなく、すべてのピアノの修理が完了し、当選した100人のお客さまとのマッチングを完了し、3月初旬以降、北は北海道から南は沖縄、中には海外へも旅立っていきます。 今まさに新しい活躍の場所へ向かう身支度をしています。
【当選者の方へご注意とお願い】
- お送りする設置場所の都合で、設置ができない場合には当選を無効とさせていただきます。ご了承ください。
- 事前にご本人さまのご確認をいただいた方について、応募の手紙、またはその一部や個人情報・ペンネームなどについて、山野楽器WEBサイトやSNS、またはBSフジ『小山薫堂 東京会議』番組内または同WEBサイト、SNSなどにてご紹介させていただく場合がございます。
- また設置されてからの様子などを山野楽器やBSフジ『小山薫堂 東京会議』などの番組より、ご紹介、または取材や各企画などのご相談をお願いする場合がございます。可能な方はご協力をよろしくお願いいたします。
- お送りいただきました個人情報につきましては、当社からの当選連絡、ピアノ配送などの必要事務の他、当社からの企画のご相談についてのご連絡などに使用させていただきます。 詳しくは当社、個人情報保護方針をご確認ください。 個人情報保護方針>>
- 20歳未満の方が応募された場合は、保護者の同意を得た上でご応募されたものとみなします。
- この件に関するお問い合わせはこちらまで 件名に「100台のピアノ物語 問い合わせ」と記載ください。
お届け(2022年3月~)
熊本県人吉市 味岡様
2020年7月熊本豪雨災害により大きな被害を受けた人吉市下青井町の「高野寺」のピアノ教室にグランドピアノをお届けしました。 災害前、境内の教室で、小中学生約30名を教えていたピアノ講師の眞理子さん。球磨川の氾濫で浸水し、グランドピアノ2台が破損、使えなくなりました。
2021年夏に建物を再建し、レンタルのピアノで教室を再開したところでした。
ピアノが到着した日には、復興イベントとしてコンサートも開催され、早速きれいな音色を、集まった方々にお届けしました。
今回お届けしたグランドピアノは池袋の教室で、開校以来19年間、生徒さまたちのレッスンを見守ってきたピアノ。 新たな地で、再び多くの方に楽しんでいただけることになりました。
神奈川県鎌倉市 西鎌みんなの家 様
2022年3月22日(火)、冷たい雨、時折雪もちらつく寒い日でしたが、西鎌倉の坂の上にある「西鎌みんなの家」にグランドピアノをお届けしました。
この「西鎌みんなの家」はかつて児童館のような場所でしたが、学童が小学校に移り、役割を終え閉館しようとしていた建物を、「せっかくの素敵な建物を活用しよう」と地域のボランティアの方が中心になって運営している会館です。
天井が高く音の良いホールがあり、周辺に音楽家の方やコーラスを楽しむ方々も多いことから、電子ピアノを使った音楽イベントなども行っていましたが、会館の関係者の方から、今回の「Piano Stories 100」のことを聞き、思い切って応募されたそう。当選を知った時は「どうしたらいいかわからなかった」そうですが、そこはそれぞれの得意分野を活かして会館を運営している皆さん。早速「音が周辺に迷惑になることがないよう、安心して利用してもらいたい」とホールの窓を二重サッシ化。その費用の半分を寄付で集めたそうです。
このピアノが、近隣の皆さんのますます楽しい活動の中心になってくれたら、と期待しています。
山梨県北杜市 高橋吟侍 様
2022年4月4日(月)、『小山薫堂 東京会議』でもご紹介した高橋吟侍さんの元へグランドピアノをお届けしました。トラックが到着すると待ちきれない様子で飛び出し、搬入の様子を真剣に見つめます。吟侍さんのお宅は、古民家にご両親自身で手を入れ住みやすく改装したおうち。今回ピアノを迎えるにあたっては、素晴らしい山並みを望める元々畳敷きだった角の部屋を、板張りにし、壁に漆喰を塗ったそうです。ピアノが来る前から物語は始まっているのですね。 組み立てる間も、吟侍さんは担当者から熱心に説明を聞きながら、時折写真を撮ったり、調律師の作業も食い入るように見つめ、ワクワクが伝わってきます。 テレビ撮影の前には、お越しになる松任谷さんにお聞かせしたくて3日前から耳コピーして採譜した「春よ、来い」を練習したり、グランドピアノの下に寝転んで音が広がるのを体全体で感じとり、楽しんでいました。 午後『小山薫堂 東京会議』の収録では、届いたばかりのグランドピアノでさまざまな曲を披露。溢れるメロディーが部屋中に広がりました。 自然豊かな環境の中で、グランドピアノと友だちのように仲良くなって、これまで以上に音楽を楽しんでもらえそうです。
長野県伊那市 N.M.様
2022年4月23日(土)、アップライトピアノをお届けしたのは長野県伊那市の古民家 ONMAWASI。 山々に囲まれた斜面の一角の古民家に少しずつ手を入れて、地域の皆さんの集まる場になっています。 ここは都会から移住してきた方が多く住む地域。中でも20年前に移住し、この地で林業を営み、中心になって活動されているのが、今回応募いただいたN.M.様。 里山でのくらしを身近に感じながら、楽しく体験、学ぶことのできるみんなの交流の場になることを目的としている市民活動団体「あいさ」の代表としても活動されています。 この日も次々に人が集まり、子どもたちはにぎやかに、まるで1つの家族のようにピアノが来るのを今か今かと待っていました。やがて到着したトラックに「ピアノ来た~!」と駆け寄りみんなで古民家に運び入れられる様子を見守りました。
市民活動団体あいさ 古民家 ONMAWASI
https://www.instagram.com/onmawasi_takato/
このピアノも、新たな住人として皆さんの仲間になれたらうれしいです。
鹿児島県十島村 T.T.様
2022年6月15日(水) 鹿児島市から南へ約345km。トカラ列島の宝島へアップライトピアノをお届けしました。島へのアクセスは週に2回のフェリーで鹿児島から約13時間。ピアノを載せたトラックと一緒にフェリーとしま2に乗り込み深夜鹿児島港を出発。トカラ列島を北から順に経由し、翌日昼に宝島に到着しました。
降り立った島はさすがに南の島、湿気の多い空気が体を包みます。お届けするピアノはうまくなじんでくれるでしょうか。
お届け先は、島の子どもが通う保育園。建物の2階にあるため配送担当の方が2名で階段を担ぎ上げます。これまで保育園では電子ピアノを使っていましたが、設置が終わり、保育士さんがピアノに触れると「すご~い!響きが違う!子どもたちの反応が楽しみ♪」と手を叩いて喜んでいらっしゃいました。無事にお届けできて本当によかったです。
夕方にはなんと島の皆さんがピアノ歓迎のミニコンサートを開いてくださり、スティールパンとピアノのコラボのほか、このピアノが届くことがきっかけでピアノを練習した中学生や、隣の奄美大島までピアノレッスンに3時間かけて通うことを検討しているお子さんの演奏が披露されました。これまで以上に、島の皆さんが音楽に親しみ、島が音楽に包まれる予感がしました。