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楽器の検品

楽器には国内ブランドをはじめ、海外ブランドも数多くありますが、山野楽器で取り扱っている新品の楽器は、すべて正規輸入代理店を通して入荷するものや、山野楽器が工房から直接輸入をした信頼あるものばかり。
とはいうものの、デリケートな楽器が海や空を渡り、さらにはトラックで運ばれお店に届くまでの間、様々な想定外のことが起こりうる可能性があります。
山野楽器では、入荷した楽器をそのまま出荷、店頭に並べることはございません。
輸入楽器は日本とは異なる環境から海を渡ってくることで変化したセッティングを本来のセッティングに戻す作業を行っています。
また、運搬中の振動や衝撃による調整の狂いがないかなど、楽器の種類によって異なる細部のチェックまで、スタッフが1本1本丁寧に検品と調整を実施。少しでもお客さまに良い状態でお渡しができるよう努めています。
製品の管理も怠らないよう、季節に合わせて湿度、温度管理を日々努め、楽器にとって、何よりお客さまの手に渡る時に喜んでいただけるよう、コンディションチェック、調整、管理は続けています。
それは、楽器の本来の力を発揮した素晴らしい音色をお客さまに感じていただきたい一心であると同時に、山野楽器にご来店されるお客さまにご満足いただけるように、という思いで行っています。

ギター/ベース

長期に渡って代理店を務めたギブソン、フェンダーをはじめ、テイラー、リッケンバッカー等、名高きブランド製品を輸入して築き上げた、山野楽器ならではの品質「yamano quality」。その技術、知識を今現在取り扱っている製品にも反映させて、いつでもお客さまに満足していただけるよう日々努めています。

管楽器

製造上やむを得ない傷以外に、不自然な傷や凹みがないか。ラッカーやメッキのムラはないか。 ただし、海外製品につきましては表面仕上げや溶接部分の質など、国内製品に比べ見劣りする場合がございます。(生産国との品質基準の違いによるもの) 微妙な凹凸や細かい傷などがある場合もございますが、演奏には支障がないものかどうか、輸入元や専門店ならではの基準に基づきチェックをしております。

弦楽器

魂柱や指板のチェック、ナットの高さや駒の高さと状態、また、弦の状態や弓の状態など、演奏に支障がないか、お客さまが手にする時を想像して、丁寧に点検しております。調整が必要な場合は、その楽器のポテンシャルを最大に引き出せるように調整を行っております。またケースや付属品なども念入りにチェックを行います。

ピアノ

大部分を木材で作られたばかりのピアノは、工場から出荷された瞬間から気温、湿度の変化、輸送の振動等により、どうしても音程が乱れてしまいます。 また、店舗に展示されても木材や弦の馴染みが終わっているわけではなく、季節や、その日の気温にも左右されてしまうので、山野楽器では、展示する前に必ず音程チェックと調律を行い、展示した後もこまめにチェックを行い調律を繰り返しています。