ピアノ

ピアノは、弦をハンマーでたたくことで発音する鍵盤楽器です。鍵盤を押すと、鍵盤に連動したハンマーが対応する弦をたたき、音が出ます。
ピアノは両手を使って、片手でメロディーを、もう一方の手でその伴奏(和音)を、同時に楽しむことができるのが特長の一つです。指先のタッチで、音にさまざまな表情をつけることができ、タッチひとつで音に感情を込めることができるのです。ささやくようなピアニシモから嵐のようなフォルテシモまで、音の強弱の幅(ダイナミックレンジ)がきわめて豊かです。

人間の耳に聞こえる音の範囲はおよそ20ヘルツから2万ヘルツと言われています。ピアノの最低音は基音が27.5ヘルツに加え数百倍までの倍音が加わります。また最高音は4186ヘルツですが、倍音は少なく4倍音程度までが主に発音されますから、人間の耳に聞こえる範囲にほぼ一致します。つまりピアノは、一台で人間の耳がとらえられる、ほぼすべての音楽的な音を表現できるのです。

ピアノの種類 CATEGORIES

ピアノには種類が2つあります。
1つ目は弦を水平に張ったグランドピアノ。2つ目は限られた設置面積でピアノの演奏が楽しめるように、弦を縦に張ってコンパクトにしたアップライトピアノです。
種類別に詳しくご説明いたします。

グランドピアノ

グランドピアノは、幅広いダイナミックレンジ(音の強弱の幅)、豊かな響き、多彩 な音色、手につくタッチ感、それらのすべてがあいまって、作曲家が曲にこめた豊かな音の表情をあますことなく伝えることができます。

グランドピアノの特長には、
・ピアニシモからフォルティシモまで、豊かに響く
・音がなめらかでよく伸びる
・音程感がいい(和音ひとつ弾いても一つーつの音がにごらずに聞こえる)
・音に微妙な表情がつけられる
・音にむらがなく、バランスがいい
・トリルなど、こまかな連打が思うままにできる

これらの特長がとけあって"いい音"ができ、いきいきとした表情をつけることができる楽器です。

アップライトピアノ

アップライトピアノは、フレームや弦、響板を縦に張った箱型のピアノを呼びます。

グランドピアノよりも場所を取らないため、一般家庭のレッスン用、趣味用から学校の音楽教育用まで、広く愛用されています。

省スペース優先で誕生した楽器のため、箱型に合わせた設計の響板サイズです。壁付けで設置することにより、音の反射を利用しています。

ピアノについて ABOUT

ピアノはいつ出来たの?

ピアノは18世紀初頭の1709年、イタリアの楽器製作家「バルトロメオ・クリストフォリ」によって初めて製作されました。当時の鍵盤楽器の主流であったチェンバロに強弱がつくようにと改良されたことが始まりです。

クリストフォリはチェンバロを改良し「クラビチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(強弱のできるチェンバロ)」を作りました。
この名前が短縮されて「ピアノ」と呼ばるようになりました。

グランドピアノとアップライトピアノは何が違うの?

グランドピアノは、鍵盤とハンマーが平行の関係
⇒重力によりハンマーが落ちるため、素早く次の打弦態勢に入れます。そのため細かいタッチや連打が可能です。
アップライトピアノは、鍵盤とハンマーが垂直の関係
⇒ハンマーが戻る間にエネルギーのロスが発生するため、細かいタッチがしづらいスプリングの力を借りて元の位置にハンマーを戻します。

グランドピアノの奥行きの違いはなに?

グランドピアノの奥行きが長くなれば、響板の面積、弦の長さ、鍵盤の長さが長くなります。 そうすることにより、表現力、音色、響きが演奏者のイメージにより近づきます。 さらに、タッチ感も繊細な表現まで鍵盤が反応することにより、弾き心地は抜群に向上します。

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