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YAMAHA(ヤマハ) デタッチャブルベル トロンボーン特集

YAMAHA_Trombone

デタッチャブルベルトロンボーンと言えば、ひと昔前まではフレンチホルンの製造でも有名なHolton(ホルトン)の独壇場のようなイメージでした。しかし、近年はM.RATH(マイケル・ラス)、S.E.SHIRES(シャイアーズ)、A.COURTOIS(クルトワ)、BACH(バック)など、あらゆるブランドからデタッチャブルベルのモデルが発売されています。一大ブームとも言えるのではないでしょうか。
もちろん、日本のメーカーYAMAHA(ヤマハ)からも、2021年発売のテナーバストロンボーン“YSL-823GD”を皮切りに、限定モデル“YSL-882OD”海外流通モデルのテナートロンボーン“YSL-891ZD”、そして2023年発売のバストロンボーン“YBL-835D”と、次々に発売されました。
そのYAMAHA(ヤマハ)のデタッチャブルベル仕様のトロンボーンにスポットを当ててご紹介いたします。

デタッチャブルベル仕様の最大の特徴は、ベルを取り外せることです。
ベルが取り外せるということは、当然コンパクトに持ち運べるメリットがありますが、それだけではありません。
ベル部分にスクリューパーツが必然的に装着されますので、重量が付加されることになります。それにより、音がフォーカスされ、指向性が向上する効果が期待できます。
有名なソロトロンボーン奏者、Christian Lindberg(クリスチャン・リンドバーグ)氏がベルにレジスタンスバランサーと呼ばれる巻きものをしていることは良く知られたことですが、似たような効果があるのではないでしょうか。

■YSL-891ZD (海外限定モデル)

細管テナートロンボーン、“YSL-891Z”のデタッチャブルベル仕様、“YSL-891ZD”。
世界的ジャズトロンボーン奏者、Michael Dease(マイケル・ディーズ)氏が使用しているモデルです。
こちら、通常日本では流通しておりません。国内では当社山野楽器ともう一社のみが取り扱っている大変貴重なモデルです。
ベースとなるYSL-891Zはかつてジャズ・アット・リンカーンセンター・オーケストラで活躍した名プレイヤー、Wycliffe Gordon(ワイクリフ・ゴードン)氏とゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンドをはじめ、多くのビッグバンドやスタジオワークで活躍ファーストコールプレイヤー、Andy Martin(アンディ・マーティン)氏の二人が監修したモデルです。
余談ですが、Michael Dease(マイケル・ディーズ)はジュリアード音楽院に在学中は、Wycliffe Gordon(ワイクリフ・ゴードン)に師事していました。

YSL-891ZDの特徴

■2タイプのマウスパイプ

ニューヨークとロサンゼルスを中心にそれぞれ活躍する2名の開発協力プレイヤーのプレイスタイルに合わせた着脱式マウスパイプ。感触がだいぶ変わりますので、シチュエーションで変更しても良いのではないでしょうか。

 

・NYタイプマウスパイプ…Wycliffe Gordon(ワイクリフ・ゴードン)氏監修。テーパーに広がりが大きく全長が長め。フォルティシモでもしっかりと息が入り、パワフルな演奏を支える。柔らかく深みのある音色。コンサートホールや野外など広いスペースでも、響きが衰えることなく拡がる。

・LAタイプマウスパイプ…Andy Martin(アンディ・マーティン)氏監修。テーパーはNYより緩やかで全長が短め。レスポンスが良く、楽器をコントロールしやすい。シャープで明るい音色。スタジオ、ライブハウスなどの演奏で、芯のある音を作り出してくれる。

 

■バランサー

「Z」をイメージしたバランサー。好みに応じて取り外しが容易なネジを採用。

 

■スライド外管

スライド外管にはイエローブラス材、先端クルークにニッケルシルバーを採用。豊かな響きと抜群のレスポンスを実現。

【YSL-891ZD 仕様】
B♭、一枚取りイエローブラスベル、ベル直径:204mm(8”)、ボアサイズ:細管12.90mm
スライド外管材質:イエローブラス(先端洋白)、ゴールドラッカー仕上げ、デタッチャブルベル仕様
付属マウスピース:SL-45C2(S)、2タイプマウスパイプ付属(NY、LA)
※ケースは付属していません

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■YBL-835(G)D

2023年、新たなCustom Xeno(カスタムゼノ)シリーズのインラインロータリーバストロンボーンとして発売された“YBL-835(G)D”
開発協力者に、世界的な活躍をするベルリン・ドイツ交響楽団の、Tomer Maschkowski(トメル・マシュコフスキー)氏を迎え、YAMAHA(ヤマハ)ならではの扱いやすさと安定感はそのままに、現代に求められるよりパワフルな楽器へと進化しています。
吹奏感はよりオープンに、大音量でもサウンドが太く吹き応えのある楽器に。また、カスタムバストロンボーン初となる着脱式ハンドレストを搭載し、操作性も格段に向上しています。
細部まで作りこまれたYBL-835(G)Dは、オーケストラからソロ演奏まで幅広い演奏シーンで奏者の力を発揮させます。
※イエローブラスベルのモデルがYBL-835D、ゴールドブラスべルのモデルがYBL-835GDとなります。

YBL-835(G)Dの特徴

■ゴールドブラス主管抜差

YBL-835(G)Dにはゴールドブラス素材の主管抜差が採用されました。当社では以前のモデルYBL-830においても特注品として扱っておりましたが、豊かで幅の広い音色を実現します。

■マウスピースレシーバー

マウスピースがレシーバーに入る深さを従来よりも浅めにすることで、より柔軟で自由度の高い吹奏感とコントロールのしやすさを実現しています。

※画像左がYBL-835(G)Dにマウスピースを装着した状態、右がYBL-822G(従来のヤマハのバストロンボーンのマウスピースレシーバー)にマウスピースを装着した状態。

■スライドレシーバー

YBL-830は適度な抵抗感とまとまりのある音色を作るため、内部にあえて突起部分を設け空気抵抗を作る設計となっていました。
一方でYBL-835はその突起を無くすことで、よりオープンな吹奏感と、太く力強い音色を実現しました。

 

■ローター形状

ロータリーバルブのポート形状(ロータリー内の通気孔)を変更しバルブの管の体積を増やすことで、よりたくさんの息が入り、大音量での演奏が可能となりました。

 

■レバーアクション

改良されたレバーアクションは、従来と比べショートストロークとなり操作性が向上しています。また、安定した操作を実現するためにダブルトーションバネ(左右にコイル部分があるバネ)を採用。また、Fレバーの連結にはダブルボールベアリングを装備しメンテナンス性も高くなっています。
さらに、より手にフィットするよう1番レバー(Fレバー)のカバー形状を変更し、2番レバー(G♭レバー)は指板の角度調整ができるようになりました。あらゆるプレイヤーに最適な操作性を実現しています。

 

■ロータリーキャップ

真鍮製のクリアラッカー塗装のキャップが採用されています。近年は形状だけではなく、材質や仕上げにまでこだわってロータリーキャップも吟味されているようです。

 

■着脱式ハンドレスト

ヤマハカスタムバストロンボーンで初となるハンドレスト搭載により、左の指にかかる負担を大幅に軽減することに成功しました。
楽器を安定して構えられるようになり、演奏に集中することができます。
ハンドレストは音色に影響が少なく楽器の響きを損なわないよう取り付ける位置にも工夫が見られます。また、不要の場合は付属の六角レンチで取り外すことも可能です。

 

■付属マウスピース“BL-61D4L”

付属のマウスピースは同時発売された“BL-61D4L”
ヤマハのトロンボーン用マウスピースの中では最も深いカップを採用。
外観もみミディアムウェイトタイプで、大音量の演奏にも対応する吹き応えのあるマウスピースです。

リム内径:28.72mm、スロート径:8.00mm、リムカンター:ややフラット、リムの厚さ:やや薄い、カップ深さ:やや深い


【YBL-835(G)D仕様】
B♭/F/G♭/D、一枚取りベル、ベル直径:241mm(9-1/2”)、ボアサイズ:14.30mm
スライド外管材質:イエローブラス(先端洋白)、主管抜差材質:ゴールドブラス
着脱式ハンドレスト、クリアラッカー仕上げ、デタッチャブルベル仕様
付属マウスピース:BL-61D4L、※ケースは付属していません


ヤマハ・アトリエ・ハンブルクのR&Dシニア・マネージャーのトーマス・ルービッツ氏インタビュー

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■YSL-823GD (Eijiro Nakagawa Model)

2018年に1本で吹奏楽からクラシック、ジャズ、ポップスまであらゆるジャンルに対応できる夢のようなテナーバストロンボーンとして誕生した“YSL-823G”。太管が持つ豊かな音色に、軽量化によるフレキシブルな操作性、コントロールのよい軽やかな吹奏感、明瞭な発音性を兼ね備えたモデルです。
そして2021年、世界的トロンボーン奏者中川英二郎氏監修のもと、その“YSL-823G”をベースにベルが取り外し可能なデタッチャブルベル(ベルカット)仕様の“YSL-823GD”が登場しました。 YSL-823Gの持ち味でもある「軽めの抵抗感と柔らかく太い音色を両立したバランスの良さ」を損なわず、デタッチャブルベル仕様によって落ち着きのある音色も得られる点が特徴です。

YSL-823GDの特徴

■デタッチャブルベル仕様のゴールドブラス2枚取りベル

カスタムモデルでありながらあえて2枚取りのゴールドブラスベルを採用。しかし薄肉にすることで、軽めの抵抗感と柔らかくて太い音色を実現しています。

■ダブルボールベアリングとFレバー

ロータリーとレバー連結にダブルボールベアリング方式の採用により、滑らかで確実なF管レバー操作を実現しています。またレバー形状もシンプルかつフィット感のあるデザインとなっています。

 

■主管 & F管補強リング省略

Xeno(ゼノ)シリーズなどに採用されている各抜差管の補強リングをあえて省略。軽量化された作りによって楽器の反応性が向上しています。

 

■徹底的に軽量化されたスライド

通常は洋白製の筒状のパーツが巻かれたり、外管と同じ材質でも厚く構成されるスリーブ(補強管)とヤマハのテナーバストロンボーンには通常採用されているグリップ部分のL字型補強パーツをあえて省略。右手で握る外管の支柱もスリム化。
先端の石突ゴムの台座も従来のものよりもかなり小さなものにされています。 また、リードパイプも肉薄化された新設計のものとなっています。 これらの設計により、軽快で俊敏かつ微妙なスライドワークと軽やかな吹奏感を実現しています。

 

■フォスファーブロンズ製ロータリーキャップ

デタッチャブルベル仕様との音色・吹奏感バランスのマッチングから、キャップ素材にフォスファーブロンズ(リン青銅)材を採用しています。倍音が豊かになります。

 

【YSL-823GD仕様】
B♭/F、二枚取りゴールドブラスベル、ベル直径:214mm(8-1/2”)、ボアサイズ:13.89mm
スライド外管材質:イエローブラス、ゴールドラッカー仕上げ、デタッチャブルベル仕様
付属マウスピース:SL-48L、※ケースは付属していません

 

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■YSL-882OD(国内本数限定モデル)

ベストセラーテナーバストロンボーンYSL-882Oのデタッチャブルベル仕様。2022年に本数限定で販売されたモデルです。
吹奏楽やオーケストラで幅広く使用されるYSL-882O。そのオープンラップ仕様が生み出すストレートな吹奏感と開放的で豊かな響きといった特徴をそのままに、ベルに脱着スクリューパーツの重量が付加されることにより、音のまとまりや指向性において異なるキャラクターが得られます。
※現在は販売されておりません。

【YSL-882OD仕様】
B♭/F、一枚取りイエローブラスベル、ベル直径:220mm(8-2/3”)、ボアサイズ:13.89mm
スライド外管材質:イエローブラス、クリアラッカー仕上げ、デタッチャブルベル仕様

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