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第12回ヤマノ・ビッグバンド・ジャズ・コンテスト(アーカイブ)

開催概要

■開催日 1981年8月26日(土)、8月27日(日)
■会場 日本青年館ホール(東京都新宿区霞ヶ丘町4-1)
■主催 株式会社山野楽器
■後援 スイングジャーナル
■協賛 TBSラジオ、山野ビッグ・バンド・サークル
■出場 全国学生ビッグバンドオーケストラ(29バンド)
■審査員 いソノてルヲ(総合司会者/ジャズ評論家)、大熊隆文(スイングジャーナル編集)、岡本安正(TBSラジオ制作副部長)、川島重行(キングレコード制作ディレクター)、北里典彦(ブルーコーツ・トラムペット)、ジョージ川口(ドラム奏者)、瀬川昌久(ジャズ評論家)、牧芳雄(ジャズ評論家)、三木敏悟(コンポーザー/アレンジャー)、森寿男(ブルーコーツ・リーダー)、山野政光(実行委員長) ※五十音順、敬称略
■総合司会 いソノてルヲ ※敬称略

表彰

最優秀賞 愛知学院大学 スインギング・オールスターズ
優秀賞 慶應義塾大学 ライト・ミュージック・ソサエティ

スイングジャーナル賞 
同志社大学 ザ・サード・ハード・オーケストラ
TBSラジオ賞 
立教大学 ニュー・スウィンギン・ハード・オーケストラ
特別賞 東京工業大学 ロス・ガラチェロス
特別賞 大阪経済大学 O.U.E スウィング・ハード・オーケストラ
敢闘賞 
國學院大学 インサイド・ミュージック・オーケストラ
敢闘賞 
東海大学 スウィング・ビーツ・ジャズ・オーケストラ
審査員賞 専修大学 グリーン・サウンズ・オーケストラ
審査員賞 上智大学 ニュー・スウィング・ジャズ・オーケストラ
奨励賞 国際基督教大学 モダン・ミュージック・ソサエティ

最優秀ソリスト賞 寺沢伸彦さん(Pf)  
慶應義塾大学 ライト・ミュージック・ソサエティ
優秀ソリスト賞 渡辺文一さん(Tp) 
日本大学 ブルー・スウィング・ジャズ・オーケストラ
優秀ソリスト賞 梅沢幸之助さん(Tb) 
東京大学 ジャズ・ジャンク・ワークショップ
優秀ソリスト賞 太田延幸さん(Fl) 法政大学 ニュー・オレンヂ・スウィング・オーケストラ

出場バンド(出演順)


8月26日(土)
1. 愛知学院大学 トゥインクリング・スターズ(初出場)
2. 中央大学 スウィング・クリスタル・オーケストラ
3. 国際基督教大学 モダン・ミュージック・ソサエティ
4. 東海大学 スウィング・ビーツ・オーケストラ
5. 東京農業大学 サニー・サイド・ジャズ・オーケストラ(初出場)
6. 近畿大学 P.K.U.アトミック・フォース・ジャズ・オーケストラ
7. 慶應義塾大学 ライト・ミュージック・ソサエティ
8. 獨協大学 スウインギン・キャッツ・ジャズ・オーケストラ
9. 昭和大学 メディカル・オールスターズ
10. 日本医科大学 ミッドナイト・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
11. 日本大学 ブルー・スウイング・ジャズ・オーケストラ
12. 東京大学 ジャズ・ジャンク・ワークショップ
13. 成蹊大学 コンパル・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
14. 上智大学 ニュー・スウィング・ジャズ・オーケストラ
ゲストバンド:森寿男とブルーコーツ

8月27日(日)
1. 同志社大学 ザ・サード・ハード・オーケストラ
2. 法政大学 ニュー・オレンヂ・スウィング・オーケストラ
3. 専修大学 グリーン・サウンズ・オーケストラ
4. 早稲田大学 ハイ・ソサエティ・オーケストラ
5. 東洋大学 グルービー・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
6. 東北学院大学 ジャズ・エクスプレッション・オーケストラ
7. 慶應義塾大学 K.M.P.ニュー・サウンド・オーケストラ
8. 東京工業大学 ロス・ガラチェロス
9. 大阪経済大学 O.U.E.スウィング・ハード・オーケストラ(初出場)
10. 立教大学 ニュー・スウィンギン・ハード・オーケストラ
11. 神奈川大学 カレッヂ・サウンズ・オーケストラ
12. 愛知学院大学 スインギング・オール・スターズ
13. 國學院大學 インサイド・ミュージック・オーケストラ
14. 群馬大学 G.K.オールスターズ(初出場)
15. 大阪大学 ニュー・ウェイブ・ジャズ・オーケストラ
ゲストバンド:高橋達也と東京ユニオン

ゲストバンド

※当時のプログラムに掲載されたプロフィール

森寿男とブルーコーツ

森寿男とブルーコーツは昭和24年、初代リーダー長尾正士により結成。昭和45年、リーダーは小原重徳より森寿男に継がれる。森は東京芸大在学中、故 白木秀雄と共にこの名門楽団のトランペッターとして入団。徹底したベイシー、エリントン路線を追求する事によって特色をなしている。奇をてらわず、ファンションにも目をくれず一貫して4ビートで常に快いスウィング感をかもし出している。現在ブルーコーツは年1枚の野心的なLP制作を始め、10年来続けている、ヤマノ・サンデー・ジャズコンサート、ビクター・ミュージック・プラザ、新宿インクスポット、各種ジャズ・フェスティバルに出演、華麗なミュージックのすばらしさを提供し、たくさんのファンを持っている。
【出演メンバー】リーダー/Tp:森寿男、Tp: 上野雅憲、北里典彦、本木英夫、日沢茂、Tb:伊藤真介、皆沢佳宏、青柳善二、AS:白井淳夫、林文夫、TS:田辺信男、小山義博、BS:工藤良一、Dr:阿野次男、Gt:朝比奈貞秀、Bs:田中秀彦、Pf:内間修

高橋達也と東京ユニオン
 1964年5月野村良氏に依り結成され、以来渡辺明氏、山屋清氏を経て1966年高橋達也に引継がれ現在に至る。
 山屋氏の影響もあり、新しいビッグバンドのサウンド創りに乗り出してから15年、当初はスタジオ、クラブ等が主な仕事場であったが、さらにマスコミ関係を軸に海外有名アーティストとの共演、そしてステージコンサートと範囲を広げて行き、多忙の中にもそれだけに埋没する事なく多くのジャズ活動を続けた現在、日本ジャズ界のトップの座におどり出た。それは高橋達也のバンドリーダーとしての才覚もさる事ながら、プレイヤーとしての姿勢を崩さなかった事が大きいといわれている。
 1975年から自主コンサート「UNION JAZZ INN」を開始、ビッグバンドジャズシーンに大きな反響を呼んだ。このコンサートも現在回を重ね15回となる。そして1977年には三木敏悟作編曲「北欧組曲」を発表し、ジャズディスク大賞、日本ジャズ賞を受賞。「レコード・オブ・ジ・イヤー」ポールウィナーとなる。ここに名実ともに日本のトップビッグバンドの地位を築く。1978年には世界三大ジャズフェスティバルのひとつであるスイス、モントルージャズフェスティバルに出演し絶賛を博した。又、この年1978年から今年1981年まで4年連続スイングジャーナル誌日本ジャズメン人気投票においてビッグバンド部門でポールウィナーとなる。昨年9月には第二の目的米国西海岸モンタレージャズフェスティバルに出演、日本人グループ初の登場、西海岸随一のライブハウス、サンフランシスコ「キーストンコーナー」を始め、6回のライブハウスコンサートに出演した。
【出演メンバー】リーダー/TS:高橋達也、Tp:多田善文、河東伸夫、大坂潔、鈴木孝一、Tb:西山健治、松本治、松林辰郎、BTb:山崎通晴、AS:堀恵二、柳沼寛、TS:森口則夫、BS:多田賢一、Dr:鎌田清、Pf:金山正浩、Bs:和田淳生、Gt:川野秀俊