ウインドクルー WINDCREW

ロータリートランペット

Cerveny(チェルベニー)

かつて、アドルフ・サックスと並ぶ楽器発明家として名を成したヴァーツラフ・F・チェルベニー(1819〜1896)を創始者に持つチェルベニー社。このメーカーが考案したロータリー式の金管楽器群は、現在でもドイツ語圏のオーケストラや吹奏楽の現場で活躍しています。
戦後の一時期、自国の共産化に伴って停滞していましたが、民主化以降、このメーカーが持つ経験と技術を活かして、ドイツ人スタッフと共に、新しいコンセプトの楽器を数多く生み出しています。

B.Willenberg(ヴィレンベルグ)

ドイツの楽器製作の街マルクノイキルヒェンで意欲的に製作を続ける若きマイスター、ベルナルド・ヴィレンベルグ氏。師であるペーターの伝統をベースにしながら、プレイヤーと意見を交わし、様々なアイデアを採り入れたトランペット造りに励んでいます。
B♭管やC管は独特の開きの早いベルを特徴とした非常に吹きやすいケルンモデルと小振りなベルを持ち、ウィーンで好まれるような、弦楽器に溶け込む暖かくて柔らかい音色のヘッケルモデルを製作。値段的にも他の楽器よりもコストパフォーマンスに優れ、初めから高価な楽器を持つことに不安を覚える方にはお薦めの楽器です。

Kuhn(キューン)

戦前ドイツを代表する工業都市であったザクセン州Chemnitzの近くに工房を構える“キューン”。近年、世界中のオーケストラの注目を集めており、国内のプロプレイヤーも使用し始めています。ベルの大きさが違うベルリンタイプとドレスデンタイプの2種類があり、ベルリンタイプはベル直径がB♭管140mm、C管130mmと非常に大きくベルリン・フィル奏者も使用しています。
ドレスデンタイプはベル直径がB♭管130mm、C管125mmでその名前のとおり450年という長い伝統を持つドレスデン国立歌劇場管弦楽団のトランペットセクションも愛用。ヘッケルやビンディッシュといった伝説の銘器を使っていた同団のメンバー達が後継機種として採用しただけあって、伝統的な音色を残しつつ、近代的な要求に応えるべく、音程やダイナミックスレンジが改善されており、その完成度は超一流。
“キューン”のロータリートランペットは特にBachのマウスピースをそのまま使えるということで、普段ピストンを使用しているアメリカのプレイヤーの使用頻度も高いです。是非、一度お試しを!

Dowids(ドーヴィッツ)

ドイツ、ミュンヘンの街に工房を構えるGerd Dowids(ゲルト・ドーヴィッツ)氏。
氏はルーマニアで楽器修理に従事した後、多くの優秀なマイスター達を排出したガンターの工房で楽器製作に携わっていました。その後、1993年にミュンヘンの地に自身の工房を開きました。 ドーヴィッツのトランペットはロータリーバルブセクション、ベルが分解できる構造で、いくつかの種類の中から選び1本の楽器として組み上げられます。このシステムから考えても精度の高い楽器を製作していることが良くわかります。
ドーヴィッツのトランペットはその響きと完成度の高さから、現在世界的に注目を浴びております。