銀座本店 5F 管楽器フロア クラリネット

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オーバーホールのご案内(クラリネット/オーボエ/ファゴット)

クラリネットやオーボエ、ファゴットは定期的なメンテナンスが必要な楽器です。
しかし、楽器の状態によっては、メンテナンスや部分的な修理では、問題が解決しない場合があります。そのような時には、オーバーホールをご検討ください。
オーバーホールという修理は木管楽器を演奏されている方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。
車やバイク、時計、カメラなどにも使われる言葉ですね。

オーバーホールは楽器の分解清掃、パーツ交換、調整、組み立てと総合的で高度な技術が必要な修理です。具体的な内容や費用については、
店舗や技術者により少しずつ異なりますので、今回は、山野楽器 銀座本店が行っているオーバーホールの基本内容、費用の目安をご案内いたします。

~オーバーホール基本内容~
・分解清掃、注油
・キィ磨き(クラリネットの場合は、バレル/上管/下管の金属リング磨きも含みます)
・全キィコルク交換
・全タンポ交換
・バランス調整
※基本内容に含まれないジョイントコルク交換やキィ曲がり、管体割れなどの修正については、楽器の状態とお客さまのご要望に応じて追加修理とさせていただいております。

~修理代の目安~
※下記金額は、山野楽器 銀座本店に楽器をご持参もしくはご配送いただき、オーバーホールをご依頼いただいた場合の修理費用の目安です。ご依頼いただく楽器のメーカーやモデル、状態によって修理代には幅がありますので、詳細は楽器お預かり時、お見積もりをさせていただきます
・B♭、Aクラリネット ¥60,000~
・オーボエ ¥100,000~
・ファゴット ¥150,000~
※すべてパーツ代込、税別の金額です。

~お預かり期間~
1か月〜2か月程度
※楽器の状態や修理の予約状況により異なります。

下記ではクラリネットを例にして、オーバーホールの流れや工程を簡単にご紹介いたします。

  • ご依頼いただく目安

    当店の考えるオーバーホールをおすすめする状態とは、現在使用している、いないに関わらず下記のような場合です。
    ・5年以上調整に出していない
    ・定期的に調整に出しているが、全体的にタンポやキィコルクなどのパーツが消耗している
    ・全体的にカビや虫食いが広がっている

    ※楽器の状況やお客さまのご都合により、全タンポ交換も承ります。
    全タンポ交換はオーバーホールより予算を抑えられ、お預かりの期間も短くなります。

    全タンポ交換の修理内容は、管体清掃、すべてのタンポと、必要に応じたキィコルクやジョイントコルクの交換、バランス調整です。
    当店におけるオーバーホールと全タンポ交換の大きな違いは2点です。
    ・タンポ以外の消耗パーツをすべて交換 or 痛みがあり演奏に支障があるパーツのみ交換
    ・キィ磨きを行う or 行わない

    『修理代や預ける期間がどのくらいになるか知りたい』という方は、お気軽に楽器を山野楽器 銀座本店 5F管楽器フロアまでご持参ください(配送での受付も可能です)。
    リペアマンが状態を確認し、修理内容や金額、納期のお見積もりをさせていただきます。(お見積もりには数日かかる場合がございますので、あらかじめご了承ください。)
    お客さまのご了承を得てから作業を開始いたします。また、料金は後払いになります。

  • 【手順・1】まずは分解!

    管体からキィを外し、古くなったオイルやグリス、管体についた汚れを掃除します。
    音孔にほこりがたくさん詰まっていることもあります。音抜けや音程の改善が期待できるので、音孔を傷つけないように慎重に取りのぞいていきます。

  • 【手順・2】キィ磨き

    キィ磨きを行うことで、キィはピカピカになりますが、今まで変色などではっきり見えなかった細かな傷が目立って見えることもあります。
    またメッキが剥がれて地金が見えていたり、サビがある箇所はきれいにならないこともありますので、あらかじめご了承ください。
    クラリネットの場合は、キィのほか、バレル、上管、下管の金属部分も磨きます。
    ※ベル下端の保護リングは、メッキがかかっているモデルのみ磨きます。

  • 【手順・3】キィコルク交換

    キィの裏側についているコルクを交換します。キィコルクは動作音を軽減する効果もありますが、厚みによって音程や音抜けが変わる大事なパーツです。

  • 【手順・4】タンポ交換、タンポ合わせ

    タンポやキィコルクを交換します。新しいタンポを音孔に合わせる工程は、緻密な作業でリペアマンの腕が鳴るところです。

  • 【手順・5】注油、組み立て

    新しいオイルを注しながら、丁寧に組み立てます。

  • オーバーホール後の注意点

    オーバーホール(全タンポ交換)を行った楽器は新品時のように不安定な状態です。タンポのふさがり具合など調整が崩れやすいため、半年に1回を目安にこまめに調整にお持ちください。

    また、ほとんどのパーツが一度に変わるため、以前と吹奏感が変わることもあります。初めて楽器を手にしたときを思い出して、徐々に吹き鳴らしてあげてください。

銀座本店 5F管楽器フロア TEL:03-5250-1062  

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