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防音室のある暮らし

「防音室のある暮らし」
 
今年はおうちでゆっくりする方も多いのではないでしょうか。そんな時間を過ごす皆さまのご自宅に、欠かせない場所はありますか?
 
私の実家には、父が高校生だった私に与えてくれた防音室があります。リビングでピアノを練習をするのには、家族の間でも限界だったのでしょうし、近隣への配慮も必要ということで防音室を設置しました。
防音室の中は、誘惑の多いリビングや自分の部屋よりも、ものごとに集中できるお気に入りの場所でした。ピアノの練習、受験勉強、友人と長電話をしたり、徹夜で卒業論文の執筆をしたり…。
私が就職し、防音室にいる時間が減ると、今度は父が音楽を鑑賞する場になりました。居心地が良かったようで、父はよくコーヒーを持ち込み、部屋いっぱいに広がるコーヒーの香りと音楽に浸っていました。しかし昨年、父は単身赴任で引っ越してしまい、防音室は空き部屋となりました。
 
それから間もなく、コロナ禍という未曽有の出来事の中、弟が就職活動を始めました。人々の生活は変化を余儀なくされ、就職活動も例外ではありませんでした。
 
先日、彼は「今から大事な面接があるから、絶対に入ってこないでね」と一言。防音室のドアを閉めました。今年の防音室は、就職活動のためのリモート面接室となっていたのです。
 
今、私のお気に入りだった防音室は、家族のストレスを解決するため、近隣への配慮のため、というだけのものではなくなりました。防音するからこそ誰にも邪魔されない、何かに没頭できる、家族にとって欠かすことのできない部屋へと変化したのです。
 
暮らしは常に変わります。在宅勤務が増えた今、防音に関するお問い合わせは増えています。
変化し続ける家族を、静かに柔軟に包みこむ部屋を、
備えてみてはいかがでしょうか。