銀座本店

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クラシックスタッフが選ぶ“必聴傾聴盤”

銀座本店 クラシックフロア スタッフが選んだ“必聴傾聴盤”(2019/10/17掲載)
 
歴史的オルガン演奏の大家によるバッハの名曲集

『バック・トゥ・バッハ~J.S.バッハ:有名オルガン作品集』

小糸恵(オルガン/1691~92年アルプ・シュニットガー製作の歴史的オルガン)

【Deutsche harmonia mundi】 19075915582 輸入盤

現代における歴史的オルガン演奏の権威である小糸恵によるバッハの2018年新録音。オランダのフローニンゲンにあるマルティーニ教会の歴史的オルガンを使用。「トッカータとフーガ<ドリア調>BWV538」からはじまるこのCDは、小糸恵による示唆に富んだ選曲と曲構成により、バッハのオルガン作品のさまざまな側面を多角的にとらえることができるアルバムになっている。小糸恵による圧巻の演奏と豊かなオルガンの響きでバッハの世界にじっくり浸りたい。(須田)

  • フランス・バロック時代の心に染み入る暗闇の音楽

    『エクス・テネブリス・ルクス~フランス・バロック時代のルソン・ド・テネブル』

    ブノワ・デュモン(オルガン&指揮)レ・ジッポヴァンティーレ
    ガエル・ヴィテュロー&リサ・マグリーニ(ソプラノ)
    ロマヌ・クリゲル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

    【SOLSTICE】SOCD354 輸入盤

    フランス・バロック時代に大流行した聖週間の音楽、<ルソン・ド・テネブル>にスポットを当てたアルバム。クープランやシャルパンティエの作品の間にオルガン独奏曲を挟んだ構成。アルバム・タイトルはラテン語で「暗闇からの光」を意味し、蝋燭のわずかな灯りの中で歌われたというルソン・ド・テネブルの美しさを物語っている。二人のソプラノのストレートな歌唱と雰囲気豊かなオルガン伴奏が絶妙。部屋を暗くして聴きたい心に染み入るアルバムだ。(須田)

  • ピリオド楽器で聴くモーツァルトのフルート四重奏曲

    『モーツァルト:フルート四重奏曲集』

    カレル・ヴァルター(フラウトトラヴェルソ)
    パブロ・ヴァレッティ(ヴァイオリン)
    ピーター・ビエリー(ヴィオラ)
    ペトル・スカルカ(チェロ)

    【ARS PRODUKTION】ARS38285(SACDハイブリッド) 輸入盤

    モーツァルトの室内楽の名曲、フルート四重奏曲をピリオド楽器で演奏した1枚。先鋭的ピリオド楽器アンサンブルである<カフェ・ツィンマーマン>のメンバーによる鋭いアタックが効いた演奏は、聴き慣れた名曲から新たな側面を引き出している。切れ味良いタンギングをアーティキュレーションに取り入れたフラウトトラヴェルソと、颯爽としながらも濃密な響きを生み出す弦楽器陣の絶妙な掛け合いがすばらしい。爽やかにして濃厚なモーツァルト・アルバム。(須田)

  • ベートーヴェン・イヤーを先駆ける注目の録音!

    『ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」』

    アーポ・ハッキネン指揮ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
    エリザーベト・ブロイアー(ソプラノ)
    ロバート・フンガー=ビュラー(朗読)

    【ONDINE】ODE1331 輸入盤

    ベートーヴェン生誕250年となる2020年を前に、大注目の音源が登場!北欧ピリオド楽器オーケストラの雄<ヘルシンキ・バロック・オーケストラ>による劇付随音楽「エグモント」。ドイツ語のナレーション付き全曲盤だ。気鋭の指揮者ハッキネンは、徹底されたアーティキュレーションと変幻自在なテンポで、有名な序曲の冒頭から異様な熱気と緊張感を生み出し、ベートーヴェンの音楽が持つ迫真のドラマをえぐり出す。清新なソプラノ歌唱も優秀。新たなベートーヴェンを作り上げた名演だ。(須田)

  • 18世紀の有名な劇作につけられた美しいアリア集

    『ドルチ・アフェッティ~デモフォンテからのアリア集』

    シャルロッテ・シェーファー(ソプラノ)
    ミヒャエル・プライザー指揮コンチェルト・コン・アニマ

    【ARS PRODUKTION】ARS38262(SACDハイブリッド) 輸入盤

    18世紀の偉大なるオペラ台本作家(現代で言う超売れっ子ドラマ脚本家)、メタスタージオの「デモフォンテ」に付けられたさまざまな作曲家のアリアを集めた企画盤。ここで聴けるガルッピ、ヨンメッリ、そしてモーツァルトらのアリアは、散りばめられた高い技巧性もさることながら、旋律の美しさが特徴。特にヨハン・クリスティアン・バッハの作品は、オペラ作曲家として当時から高く評価された彼の真の実力を伺える名アリア。シャルロッテ・シェーファーの伸びやかな美声と的確な技巧、ピリオド楽器オーケストラの優れた伴奏、時おり聴こえるフォルテピアノの絶妙な合いの手。18世紀のオペラ・アリアの充実度を堪能できる1枚だ。(須田)

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