銀座本店 5F フルートサロン

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頭部管に注目してみよう その2

フルートの音色に最も大きな影響を与える「頭部管」。その頭部管のマウスホールの大きさや形状の違いは音色に大きな影響を与えますが、それ以外にも音色や音質を左右する要素があります。
その要素の一つである頭部管のリッププレートの形状に注目してみましょう。
 
リッププレートの形を注意して見てみると、プレートは平らなものばかりでなく、波打たせたタイプのものが存在することに気がつきます。 波打たせたタイプのものには、発音しやすいものが多く見られます。
また力強いサウンドをもたらすと重宝される一方、音色には変化をつけにくいと評されることもあるのが特徴です。
 
また写真のように、口をつけない側のプレートの形状や長さにも、さまざまな違いがあります。
写真で比べてみましょう。

  • まっすぐなリッププレート

  • やや波打たせてあるリッププレート

  • リッププレートを折り曲げた形状のもの

  • 金リップ

  • ゴールドライザー
    銀製は柔らかく力強い音色を奏でますが、艶やきらめき、歯切れの良さは圧倒的に金製が勝ります。「ゴールドライザー」の頭部管は、銀製本来の柔らかさ、力強さに、金製の特徴である音の立ち上がりの良さときらびやかな印象を程よくプラスすることができ人気を集めています。

  • 最近注目を集めているのが木製のリッププレートになっているタイプ。
    驚くことにこの頭部管、リッププレートが木製になっただけですが、しっかりと木の音がします。
    「柔らかい」というよりも「素朴なざらつきのある」音で、「爪で木をこすった時のような感触」とでも言いましょうか。
    「フルートはクラリネットやオーボエと比べると音が届きにくいな」、とお悩みならばぜひこちらをお試しください。音の中身が詰まった遠鳴りする音が手に入りますよ。

写真の例以外にも、この部分を短くしたり、管側に近づける(押し付けたような形状にする)ことにより、一般的に吹いた際の抵抗感は少なくなり、音は遠くまで飛んでいくような印象となります。

もう一つ、材質による音の違いも大きなポイントです。

リッププレートだけを金にした「金リップ」や管とリッププレートのつなぎ目だけを金にした「ゴールドライザー」は頭部管の人気タイプです。
 
頭部管においてフルートの音に影響を与えるのはこれらのことだけではなく、管の絞り方や厚さなど、まだまだたくさんの要素があります。
ただ少なくともマウスホールの大きさや形、リッププレートの形状の違いだけでも、吹き手にとっての大きな違いとなって影響することは間違いありません。
このことは、自分の音を理想とする音に近づけるヒントにもなるのではないでしょうか。
 

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