銀座本店 5F フルートサロン

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頭部管に注目してみよう その1

私たちがいつも吹いているフルート。
一人一人の奏でる音色はみな違いますよね。
ではこの音色の違いはどこから生まれてくるものなのでしょうか。

例えば同じメーカーのフルートで初級モデルと上級モデルの音を比較した場合、材質が異なりますので、当然音色が異なります。でも他メーカーのものと比較したりすると、同じメーカーのフルートであればランクが異なっていたとしても同じ傾向の音色であることに気づきます。

吹き手によっても音色は変わります。例えば同じフルートを異なる奏者が吹いた場合、それぞれではまったく異なる音色となります。ただこのようなケースでもやはりそのメーカーなりの持ち味というものが共通して感じられるものです。

フルートの音色に最も大きな影響を与えるのは「頭部管」であると言われています。
そして頭部管ごとの異なる形状が、そのフルートの音色のかなりの部分を決定しています。

それではその形状がどのように違うのかを写真でご覧ください。

  • 四角いマウスホールが特徴。この頭部管はシャキシャキとしてスピード感あふれる表現を得意としていて、ソリスティックな印象を受ける頭部管です。

  • 楕円形のマウスホールが特徴。この頭部管は柔らかめで角が立たないなめらかな表現を得意としていています。
    マウスホールが角張っているか、丸くなっているかはそのまま音に直結する第一の重要ポイントです。

  • ここでのポイントはマウスホールの大きさです。
    最近の一般的な大きさで、発音が容易でゆったりとしたサウンドが特徴です。

  • 最近の一般的なものに比べ明らかに小さなマウスホール。
    この頭部管はとても繊細で美しく芯もある音が特徴です。ただしポイントが狭く吹くには高度な技術が必要という側面も持っています。吹き手が技術を備えていれば素晴らしい音色を出すことができますが、そうでない場合は「難しいな…」と感じることでしょう。

マウスホールの大きさの違いは、音の違いを生み出すとともに、各々の形状により操作性が大きく異なります。一般的にマウスホールが小さなものは高度なテクニックを要します。大きいものは比較的操作は簡単なものが多いですが、大音量を得意とする一方で、繊細な表現を不得手とするものも多くみられます。
これに楕円形や、四角という形状の違いも合わさるわけですから、それぞれの違いはものすごく大きなものになっていくことも想像がつきますね。

山野楽器本店と仙台店では、フルートの頭部管も多数取りそろえています。頭部管だけを作っている製作家も多く存在し、それぞれ魅力あふれるものばかりです。

もちろん試奏ができます。ご自分のフルートにつけて吹いてみることで、頭部管がどれだけ大きな影響を与えているかにきっと驚いてしまいますよ。

ぜひ楽器をお持ちの上ご来店ください。  

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