サックス

19世紀にベルギーのアドルフサックスが考案した木管楽器で、彼の名前から「サックス」や「サクソフォーン」と呼ばれています。
金属製でできているものの木管楽器と分類されるのには諸説ありますが、マウスピースにシングルリードをリガチャーで固定し音を出す仕組みからクラリネットと同様の木管楽器とされています。木管楽器とされながらも金管楽器のメリットを兼ね備えている近代的な楽器とも言えます。
基本的には真鍮で作られ、ラッカーやメッキなどの塗装が施されています。管体表面に彫られた彫刻はサックスの魅力のひとつ。楽器1本に使用されるパーツの数が多いのもサックスの特徴です。
ソロはもちろんカルテットなどのアンサンブル、吹奏楽にビッグバンドあらゆるジャンルの音楽で使われるサックスですが、唯一登場の機会が少ないのはオーケストラ。メンバーには組み込まれず、限られた曲によって登場します。
また管楽器の中では断トツに音を出すことが簡単で、どなたでもチャレンジしやすい管楽器です。

サックスの種類 CATEGORIES

一般的に楽器店やコンサートなどで目にする機会が多いのは、ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスの4種類です。その名の通り、ソプラノからバリトンにかけて音域が低くなっていき、楽器のサイズも大きく(全長が長く)なっていきます。この他にも、ソプラノサックスより音域が高いソプラニーノサックスとバリトンサックスよりさらに低い音域のバスサックスなどがありますが、目にする機会は多くありません。

ソプラノサックス

サックスの中で唯一直管のソプラノサックス。移調楽器であるサックスはE♭かB♭が主な調子で、ソプラノサックスはテナーサックスと同様のB♭管です。
サックスの中では、管が細いために吹奏感に癖があるのと、音程が取りにくいとされるため、始めからソプラノサックスを吹く方は多くはありません。吹奏楽では曲の一部分に持ち替え楽器として登場し、メインで吹くことは少ないのです。ただ、クラシックをメインとしたカルテットですと、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと4種類のサックスをしっかりそろえて専門的に吹きます。そのような場合にはソプラノサックスの中でも、ネックが外せる設計のデタッチャブルタイプのモデルを選ぶことが多いです。主要ブランドはネック一体式とネックが外せるデタッチャブルとモデルをラインアップしています。もう一方のネック一体式の楽器は、吹奏感のスムーズさが際立ち、ジャズ層、特にテナーサックス奏者が持ち替え楽器として選ぶことが多いです。
特有のサウンドでソプラノに憧れる方はとても多くいますよ。

アルトサックス

サックスと言えばこのアルトサックスで、標準とされています。調子はE♭でバリトンサックスも同様です。
楽器の大きさによる扱いやすさ、吹いたときの癖の少なさがサックスの標準とされ、音楽教室でのレッスンにもアルトサックスが多用されています。

テナーサックス

アルトサックスと並び人口の多いテナーサックス。人間の声の音域と同じくらいとされ、アルトサックスよりテナーサックスを選ぶ方も多くいます。ソプラノサックスと同様のB♭管です。
何といってもソプラノやアルトにないテナー特有の落ち着きや渋さを表現できるのが魅力です。