ヤマノビッグバンドジャズコンテストについて YBBJCの歴史/データ 過去の出場者からのコメント お薦めCD/イベント 重要なお知らせ/Staff Room

 1990年代
中村庸一(Tb)
法政大学ニュー・オレンヂ・スウィング・オーケストラOB
1995年 第26回大会 出場
1996年 第27回大会 出場
1997年 第28回大会 出場
STB139スイートベイジル勤務
(第37回大会寄稿)

山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテストに寄せて

  最初に断っておくが、私は学生時代、特に目立った存在ではなかった。バンマスでもコンマスでもない、勿論、ソロがバリバリとれるスタープレイヤーでもなかった。そんな私が今現在は、音楽を直に体感できる環境で働いている。演奏が始まる、まさに始まろうとしている瞬間が、客席の明かりが落ちて静まりかえる一瞬の静寂・空気感がたまらない。多分誰よりもその瞬間が好きなのだ。
縁あって頂いた機会なので、読んで下さる方を揺さぶる・・・は、大袈裟だが、何かのきっかけになって下されば嬉しい。
 さて、「山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテストに寄せて」である。先に申し上げたように、私は学生当時、○○賞を頂いたといった経歴がある訳でもない。だからと言って、コンテストは「結果じゃないんだ。その過程が大事なんだ。」とか「楽しく演奏することが重要なんだ。」、ましてや「感動させて結果を出せ」とか「賞を狙え!」みたいなことを言うつもりも全くない。この様な議論は、どこのバンドでも一度は話し合われていそうだが、正直、30歳を超えた今でも、こんな二者択一みたいに迫られると答えようがない。ただ一つ言えるのは、このコンテストに対して、個人個人がもっと色んな思いで挑んでよいはずだと思う。そう、その思い、今まさに感じている思いを同時進行でバンドのメンバーと聴いて下さっている方々に伝えることの出来る、つまり共有できるのが、ビッグ・バンド・ジャズの一番の魅力だと思うのだ。
今さら改めて言うことでもないが、楽器を演奏することは、何かを伝えることだ。歌を歌うことがその最もわかりやすい例だろう。会話であり対話で、通信手段でもある。
おせっかいなのはわかっているが、もし良かったらちょっとだけ立ち止まって、このコンテストに対する思い、自分が演奏する理由、バンドに感じていることなど、再確認してみて欲しい。今よりもさらに、奏でる音に自分の気持ちが入っていくのではないだろうか?

  さて、ここまで飽きずに読んで下さったあなた。 あなたが、今、感じているのは、
「あとは一生懸命やるだけだ。」ですか?
「絶対入賞してやる。」ですか?
「オレのソロを聴け!」ですか?
それとも・・・ですか?
どれも素敵じゃないですか!!
客電が落ちる。おなじみの国府さんのバンド紹介コールがかかる。舞台に照明があたる。場内が一瞬、静まり返る。
さあ、あなたが、今感じているその『思い』、聴かせて下さい。
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