私たちは海外ブランド楽器をたくさんの楽器店を通じて
お客様にお届けする「日本正規総代理店」という立場も
担っている。
毎月、海外・国内から山野楽器へ入荷される
何百本もの楽器に対し
その責任と誇りを持って、
1つ1つすべてを、
修練を積んだリペアマンが入念にチェックし、
細部まで調整している。
そうして、丁寧に手を入れた楽器たちは、
本来のポテンシャルをめいっぱい奏でてくれる。

なぜ、これほど厳しい検品、調整を行うのか。
それは、楽器、そして音楽に関わるすべての人への
敬意であるから。

これが “山野クオリティー”

山野楽器のリペア部門では、
日々、何百本の楽器の修理、調整、
セットアップが行われている。
たとえ楽器・型番が同じであっても、
2つと同じメンテナンス・リペア品はない。
一度奏者の手に渡ると、
持ち主の特徴が楽器に現れてくるからだ。

例えばギターの音色調整で来店されるお客さまの中には、
「明るく」「太く」「音抜けよく」というご要望も。
何度もヒアリングを重ねると、
奏者の求める音色が見えてくる。

時には楽器を手にしただけで、 依頼主のお客さまの顔が思い浮かぶこともある。

ご購入いただいたその日から 何十年ものお付き合いが続いているお客さまが たくさんいらっしゃることにも、 リペアマンという仕事の幸せを感じている。