【第1部 Jazzクリニック】
第1部はJazzクリニック。ランディ・ブレッカー氏本人がトランペットを手にしたきっかけから話が始まり、自分がどのようにジャズの奏法を学んでいったかという話を基に、実演を交えながらの具体的なクリニックとなりました。
ランディ氏の通う小学校にはトランペットとクラリネットしか無く、8歳の時にジャズ・ピアニストである父親がトランペット・プレイヤー好きという影響でトランペットを始めたそうです。弟の故マイケル・ブレッカー氏は、兄とは同じ楽器はやりたくないとのことでクラリネットを始め、後にサックスに転向したという話も披露してくださいました。
ランディ氏は色々なミュージシャンのレコードを聴いて、様々な奏法を学んでいったそうです。クリフォード・ブラウンの演奏からレガート奏法(ドゥードゥルタンギング)を、チャーリー・パーカーの演奏から息圧でアクセントを付け、表情豊かなフレージングを作っていくことを学んだとのことです。またジャズだけではなく、R&Bを吹くときには頭の中でリズムを描きながら、16分音符の吹き方に気を付けるという話にも触れていました。
60歳を過ぎた今でもラジオやテレビで新鮮な音楽が流れてくると、オープンマインドで常に吸収し、自分の演奏に取り入れていくことを心がけているそうです。
クリニックではアカペラで実演をしていましたが、まるでファンキーでグルーヴ感溢れるリズムセクションが居るような演奏でした。 |