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Clarinet[クラリネット]
クラリネットってどんな楽器?やってみよう!

クラリネットを始めよう 日本人に馴染みが深いクラリネット。皆さんも一度は目にしたことがあるでしょう。
しかし意外と歴史は浅く、発明されたのは18世紀初め頃です。オーケストラや吹奏楽に取り入れられ、普及していったのは18世紀末のモーツァルトの時代以降になってからです。クラリネットは、その表情豊かな音色により、あっという間に普及していきました。今日、曲によって甘く深い音色から、明るく軽快な音色まで自在な楽器クラリネットは、オーケストラ、吹奏楽、室内楽等のクラシックからディキシー、スウィングジャズなど幅広いジャンルで大活躍の楽器です。

クラリネット各部の名称

クラリネットはグラナディラというアフリカ原産のとても固い、黒檀に似た木材で作られています。マウスピースにリードという葦を薄く削ったものを1枚固定して付け、息を吹き込んだ時にリードを振動させて音を出します。

クラリネットの得意技
クラリネットは木管楽器の中で一番音域が広く、3オクターブ半以上の音域を持っています。同じ木管楽器の仲間(フルート・オーボエ・サックスなど)よりも、1オクターブ近く低い音域が出せます。この最低音から約1オクターブ間の音列は、暗く深いなんとも言えない甘い響きです。この音列はクラリネット独自の音質として区別されており、「シャルモー音域」と呼ばれています。一方、クラリネットの高音域は「クラリーノ音域」と呼ばれています。クラリーノとはクラリネットの語源になっている言葉で、トランペットと同義語です。軽快に鳴り響く高音が、トランペットに似ているから、と名づけられました。この様にクラリネットは、暗く甘い響きから軽快な明るい響きまで表現出来る能力があるのです。
クラリネットの一番の特技は、強弱をつけることが自由自在なことです。他の管楽器もそれぞれ特技がありますが共通する弱点があるのです。それは最高音域と最低音域で強弱の差を付けにくいということです。しかしクラリネットは全音域で強弱をつけられる能力があります。強弱がつけられるということは、表現力が豊かだということです。

クラリネットの名称
クラリネットは移調楽器
調音として一番活躍の場が多いのがB♭(ビーフラット)クラリネットです。
ピアノの楽譜にト音記号の「C(ド)」の音符が書かれていたら、ピアノの鍵盤の真ん中辺りにある「ド」の鍵盤を叩けば楽譜通りの音が出ますね。ところが、B♭クラリネットで運指の「ド」の音を吹くと「シのフラット」の音が実際に出ます。これはクラリネットが移調楽器だからです。でもクラリネット用の譜面はちゃんとクラリネットの調に合わせて楽譜が書かれていますので、そのままの運指で吹いて大丈夫です。
クラリネット調音
ベーム式とエーラー式
クラリネットには大きく分けて、ベーム式(フランス式)とエーラー式(ドイツ式)の2種類のキーシステムがあります。ベーム式は日本を含む世界の80%のシェアを占めています。一方、エーラー式はドイツ、オーストリアで使用されており、ベルリンフィルのクラリネット奏者はエーラー式のクラリネットを使用しています。
ベーム式とエーラー式の大きな違いは運指ですが、ドイツやオーストリアの人たちは、エーラー式のクラリネットが持つ、独特の響きや音色にこだわりをもっているのです。
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クラリネットの種類

クラリネットにはたくさんの仲間達がいます。一般的によく使用されるのはB♭ソプラノ・クラリネットで吹奏楽、オーケストラ他、ほとんどのジャンルで使用します。他にどんなクラリネットがあるのかご紹介しましょう。
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1.E♭ソプラニーノ・クラリネット
主に吹奏楽やアンサンブルで使用されることの多い、小さな可愛いクラリネット。音色も明るく可憐です。
オーケストラの曲では、ラヴェルの「ボレロ」でのソロが有名です。
2.Dクラリネット
D管はストラビンスキーの曲などで指定されていますが、ほとんど使用されることはありません。(E♭管で代用しています)
3.Cソプラノ・クラリネット
フルートやオーボエ同様に、実音がCのクラリネット。B♭クラリネットより1音高いだけですが、長さが5cm程短くポップで軽やかな音色です。昔は普通に使用されていましたが、今日ではほとんど使用されなくなりました。オーケストラの曲ではC管指定の曲が多く、ベートーヴェンやブラームスの交響曲でも指定されています。ほとんどB♭管で読み替えて演奏されますが、作曲家によってはC管の明るい音を求めて、あえてC管指定にしている曲もあるのです。(例えばR・シュトラウスやマーラーは曲によっては断固、C管を要求したそうです)
最近は「C管指定の曲はC管クラリネットで吹こう」運動が密かに広がっています。
4.B♭クラリネット
もっとも一般的に用いられているクラリネット。
5.Aソプラノ・クラリネット
Aクラリネットは、B♭クラリネットより5cm程長く、2度低い音を出します。B♭クラリネットに比べて柔かい重厚な音色で、オーケストラで使用されるほか、モーツァルトのクラリネット協奏曲や、クラリネット五重奏曲は、このAクラリネットで演奏します。(オリジナルはバセットホルンです)
6.E♭アルト・クラリネット
B♭クラリネットとバセットクラリネットの中間に位置しています。19世紀頃、軍楽隊がバセットホルンよりもっと強い音を出せるクラリネットを、と作らせたクラリネットで、現在でも吹奏楽やアンサンブルで使用されています。
7.Fバセットホルン
形はアルトクラリネットに似ていますが、F管です。モーツァルトがこよなく愛した楽器で、いろいろな作品にこのバセットホルンを取り入れています。18世紀の終わり頃から19世紀初め頃までは、独奏楽器としても広く愛用されていましたが、次第に忘れられていってしまいました。
8.B♭バスクラリネット
B♭ソプラノ・クラリネットの1オクターブ低い音域のクラリネット。かなり遅れて発明され、軍楽隊で取り上げられて改良されていった楽器です。今では吹奏楽、アンサンブルはもちろんオーケストラ、ジャズでも無くてはならない位置を確立しています。バスクラリネットより1オクターブ低い音域のコントラバスクラリネットも最近では吹奏楽やアンサンブルで使用されています。
9.バスクラリネット
10.E♭コントラアルト・クラリネット

その他にも、G管などのクラリネットもあります。G管はE♭管より短く、30cm弱位のクラリネットで、ドイツやオーストリアなどで使用されているようです。ウィーナーワルツなどを演奏するようですが、ほとんど民族楽器ですね。それよりも1オクターブ低い音域のG管もありますが、日本では目にする事がほとんどありません。
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