2011/7/9 『¥19,800だけ節約しておいて下さい。』
FenderのChampion600というアンプをご存知だろうか? Fenderの名機あのChampの前進モデルとして1949年発表されたアンプです。 出力5wで、コントロールはVolのみという非常にシンプルな回路が故、シグナルロスの無い非常にダイレクト感、太さのあるサウンドが特徴です。現在復刻されているChampion600は厳密には当時の忠実な再現というわけではなく、オリジナルに+αが追加されており、またそれが実に絶妙で気が利いています。例えば、入力端子がオリジナルは1系統のみだったのに対し、現行モデルでは“ハイゲイン・インプット”が追加されています。この手のアンプは通常Volを上げていくとだんだん歪んでいくところが特徴であり、その非常に太く、リッチで、この上なくタッチセンシティブなオーバードライブが魅力の1つとなっておりますが、よりその歪みを引き出しやすくするのにひと役買っています。ただ、そのサイズが故あまりVol.を上げてしまうとスピーカーが負けてしまい、割れっぽいニュアンスが出てきてしまいます。PUの出力にもよりますが0〜6位まででご使用頂くアンプだと思います。ボディーサイズからは想像出来ないほどしっかりとしたローもありますし、全体的に非常にバランスが良いという印象です。小さいですが、しっかりとFenderのあのリバーブ感のある音がします。Vintage Fenderファンにもご満足頂けるのではと思います。
しかも…、実はここからが本題なのですが、こちらの商品、なんと店頭販売価格にして
¥19,800(税込)なんです。
どうですか?私なんぞはもう我慢なりません(笑) この夏のボーナスでおひとついかがですか!? いや、この価格ならばボーナスでお買い物をしたその残りでお求め頂けるかも知れません。 インテリアとしてもかわいいですし…。この夏はぜひ¥19,800(税込)分だけ節約しておいて下さい。Fenderファン必携アイテムですよ!!
2011/7/9 『FenderとGibsonを知る男』
世界にその名を轟かせ、このギター産業界で“カリスマ”と呼ばれる人達が存在します。卓越した技術力で評価される人、設計者として秀でた才能を発揮した人、経営者として自身のブランドを世界的メジャーにまで育て上げた人…。昨今、インターネットの急速な世界的普及によって我々は世界中に実に様々且つ膨大な数のギターブランドが存在する事に驚いております。現在、弊社の様な小売店等で流通しているブランドは恐らく世界に存在するブランド数のその半分にも満たないのではないでしょうか?以前であればどこの楽器店でも似た様な(大手ブランド)のギターばかりが並んでいてどこの店でも持ち合わせている情報は同じ…という感じだったのですが、昨今では…
お客様:「A楽器で勧められたんだけど、●●●てブランドのギターはある?」
弊社スタッフ:「●●●でございますか?申し訳ございません…アメリカのブランドですか?綴りを教えて頂いても宜しいですか…?」
お恥ずかしい話ですが、こんな会話は日常茶飯事となりつつあります…。
その店独自の情報網、情報収集力によりかなり差が出てきているのです。
そして、天文学的な数にさえ感じるこの選択肢の増大はそれを紹介、販売する店側のセンス、目利きの力が問われるという状況を生み出したとも言えます。
所謂“セレクトショップ”と同じです。そのお店が本当に自信を持ってお薦め出来るモノを店に置く。
弊社の場合、Fender U.S.A.の輸入代理店である事から必然的にFender U.S.A.中心のラインナップになるのは勿論ですが、だからこそ、限られた枠の中で展示する“それ以外のブランド”は重要です。ここ数年における当店の売れ筋ブランドという意味で言えば、“Paul Reed Smith”、“Sadowsky”、“Collings”、“Suhr”、“Freedom Custom Guitar Research”という事になるのですが、この辺りのブランドはギターに少々詳しい方々にはもはや“メジャー”ブランドと認知されているに違いありません。となると当店ならではの“こだわり”、“センス”、“主張”、“個性”…をとなるとどうでしょう?言葉は悪いですが少々“当たり前”感は否めません。そこでそれら諸々を踏まえ、当店は皆様に今回“b3”なるブランドをご紹介する事としたいのです。その前に当店の大前提として、マニアックで技術力が高く楽器として申し分ないものであっても、保証体制、リペア部門の体制…等々楽器であると同時にお客様にとっても我々販売店にとっても“商品”である以上、ある一定以上の基本的サービスが滞り無くなされる事は必須の条件と考えます。勿論、お客様のご希望とあれば完全個人工房で納期が全く未定…の様なブランドにオーダーする事も承らせて頂くのですが…。あくまで当店の店頭に展示・ご紹介し、お薦めするブランドとしてはやはり上記の様な条件は必須です。そこで再度ですが“b3”です。b3のマスタービルダーであるジーン・ベイカーは今年45歳になるミシガン州はデトロイト郊外出身のアメリカ人です。11歳でギターを弾き始めたベイカー少年が、中学校に上がり、授業で「何か自分の好きなものを作ってみなさい」という先生の言葉を受けて、ベイカー少年はなんと“ギター”を選んだのだといいます。そしてそれが彼にとっての最初の一本となりました。13歳の時の事です。高校卒業後、GITに3年間通い、ロックスターを目指す一方、リペアショップで働くという日々がしばらく続いた後、友人とギターショップ“ミーン・ジーン・ギターズ”をオープンします。その後、ギブソン・カスタム・ショップのマスタービルダーとして引き抜かれたのが、なんと25歳の時です。この時点で既に“タダモノ”ではない事はおわかり頂けると思います。その後1993年6月になんと今度はFender社に入社、フレッド・スチュアートのもとで修行を重ねた後、その実力を買われ1995年には既にマスタービルダーに昇格していたというのだから驚きです。もしジーン・ベイカーという製作家を既にご存知という方がいらっしゃるとしたら、それは恐らくロベンフォードモデルを手掛けた人物の一人としてではないでしょうか?世界中のギタリスト羨望のあの“トーン”を生み出すあのギターはこのジーンが手掛けていたのです。その後Baker Guitarsを経て、現在b3という自身のブランドを立ち上げ、精力的に自身の考える個性的で驚くほど完成度の高いギターを製作しています。ギブソン、フェンダーの2大老舗ブランドでマスタービルダーを務めたという華々しくも異色な他に類を見ない経歴の持ち主が、最後の最後に辿り着いた“答え”がここにあります。その集大成とも言えるギターは基本的にセットネックorスルーネックの構造です。そして昨今、環境問題的側面からだけでなくその技術革新、そしてその結果としてのサウンド向上によりラッカーではなく敢えてポリウレタン系の塗装をチョイスするブランドが増えてきましたが、このb3もそういう考え方のようです。技術的、成分的に詳細は判りませんがあの“カラザース”のポリウレタンフィニッシュを体験した時と同様の感触がありました。倍音の出方の感じはラッカーのそれとは若干異なり幾分“整理整頓”されたかの様なスッキリ感があるのですが、木材の鳴り、振動をスポイルしないという意味ではヴィンテージフェンダー、ギブソンに感じる様な木と塗装が一体化したかの様な所謂“硬くて薄いラッカー塗装”と同じテイストを感じます。この塗装が出来るのなら、もはやラッカーに拘る必要性は感じないでしょう。ラッカー信者の方にこそお試し頂きたいポイントです。また、当然の事ながらポリウレタンですからメリットとして温度、湿度に強く天候にサウンドが左右される事もありませんし、長期的な問題としては色抜け、焼け、クラック等のトラブルもラッカーに比べて遥かに有利であると言えるでしょう。サウンド的には所謂“モダン・ヴィンテージ”と表現されるカテゴリーのモノだと言えるでしょう。ヴィンテージギター同様あくまでウッドマテリアルの“鳴り”を中心にサウンドデザインされたギターでありながら、現代的なレンジの広さ、レスポンスの速さ等を獲得するというどこのブランドも目指していながらなかなか両立の難しいこの鬼門とも言えるポイントを非常に高い次元で実現させており、この辺に驚き評価するプレーヤーは多いです。さらにバジー・フェイトン・チューニング・システムやスパーゼルのロック式ペグ、ジェイソン・ローラー製のピックアップ…等々、品質・サウンドは勿論の事、事情通が昨今ハイエンドブランドに期待するスペックは確実に押さえているあたりも評価出来ます。繰り返しになりますがFender、Gibsonでマスタービルダーを務めた稀有な才能の持ち主が最後に辿り着いた答え…。その集大成とも言える入魂のギター、ご興味はないでしょうか?大いに期待してご来店ください。
2011/5/18 『MUSTANG−I』
以前ですとご家庭用ソリッドステートアンプではなかなかCDで聞かれる様な真空管アンプの音は出ない…というのが相場でした。ところが現在、全てのギタリスト共通の悩みとも言えるこの問題を解決すべくFender U.S.A.が発表したMustangシリーズアンプによって状況は一変しました。
ご家庭用ソリッドステートアンプと同等の価格設定を維持しつつ、Fender U.S.A.社のデジタルモデリング技術により、あたかも“真空管アンプ”なサウンドを見事に実現しました。そして通常の真空管アンプではその特性上フルアップに近い音量に上げないと本来の音質を引き出しきれませんでしたが、このMustangシリーズは上記の通り“デジタルモデリング技術を駆使したソリッドステートアンプです。その音質は音量に左右されません。
つまり、深夜ベッドルームで使用する様なごく小音量でのご使用時でさえもフルアップ状態の真空管アンプサウンドがお楽しみ頂けるのです。これはヘッドフォン使用時も同様です。また、面白いのはFenderブランドでありながらMarshallやVoxといった他ブランドのアンプサウンドまでもモデリングされている点です。
コレ一台で世界の名機と言われている様々なアンプのサウンドがお楽しみ頂けます。
さらに、これまた高品位デジタルエフェクトを24種搭載。必要最低限以上の充実な内容と言えます。おまけに付属のCD-Rを使って音色編集ソフト“Fender FUSE”をPCにインストールすれば、PCスクリーン上でより詳細な音色編集や、Fender U.S.A.サイトからJEFF BECKやSTEVE VAI…等、Fender U.S.A.ならではの世界のトッププロ達が実際に作成したプリセットデータを随時ダウンロードする事が出来ます。
一般ユーザーのみならず、トッププロ達までが楽屋等のプラクティスアンプに指名するほどの圧倒的クオリティーを誇るこの画期的なアンプ…当然、貴方がご自宅用アンプをお選び頂く際にも真っ先に候補に入れて頂きたいアンプである事は間違いありません。
2011/5/18 「突然ですが、クイズです。」
さあ、正しい使用法はどっち?
【A】 【B】
…正直なところ、どちらも誤った使用法っぽく見えます(笑)
【A】は一見しっくりきてますが、こんな格調高そうなシロモノをよりによって土足で踏んづけてしまっています…。
一方、【B】は使用法は良いとしても合成が20年前のクオリティーです(笑) あと、和室には少々ミスマッチなデザインとも言えます…。
もって正解は…
な、なんと【A】なんです!
って、そんな感慨も特に無い答えですね(笑) ところで、そもそもこれは何??という声が聞こえてきそうです。 てな訳で、今回私がご紹介したいのは
コチラ!! ↓ ↓ ↓
ARIA WFT-300
クラッシックギターの足台だったんですねぇ。 正直なところ私はエレキギターが専門なもので、足台にはあまり縁が無いのですが、この足台が際立ってゴージャスな事はすぐに判りました。 私が試したところで、仕方ないのかもしれませんが実際試さない事には正確なコメントは書けないというポリシーの元、数日間自宅に持ち帰って一応トライだけはしてみました。 まずはじめに、土足のまま足を乗せるのが躊躇われます(笑) なんか非常にいけない事をしてる気分になります。 そして、それが徐々に快感へと変わります(笑)
今まで味わった事のない種類の“贅沢感”がございます。いい革靴が欲しくなります。靴下の柄までも注意するおしゃれな自分に変化している事に驚きます(笑) ギターの上達には特に関係は無いようです。 普段使いの足台としてなら、軽量で折りたためる一般的なタイプの方が便利ですし、それで十分でしょう。 まぁ、しかしここぞと言った発表会の際なんかにはこんな足元にまで気を配った“おしゃれ”があっても良いのでは…!?と思います。
“おしゃれは足元から…”です。
これは最後の最後、大人の方の、上級者の、“嗜み”と言えそうです。 山野楽器銀座本店4F ギターフロアで絶賛発売中です。 ARIA WFT-300 販売価格¥8,400(税込)
2011/5/15 『相模原の中村製作所』
中村製作所は神奈川県相模原市にある。ホームページの事業内容には電子機器、電子部品、医療器用絶縁トランス、音響機器の設計および製造、販売とある。 よく電源ケーブルなどの品質を表現する際に“Hospital Grade”という表現をする。“医療用基準で作ってあるくらいのモノだから信頼がおける…”という事である。つまり上記の事業内容はそれが見る人によっては、非常に高い技術を持ったメーカーなのでは…??と期待させるのに十分な情報となる筈である。 このメーカーはオーディオの世界ではひと足先に注目・評価されている。特に電源周りの商品での評価が高く、我々ギター弾きに直接関係があるところで言えば、国内の某大物ギタリストは既にツアー用電源機器としてこの中村製作所の製品を導入して武道館等…アリーナクラスの会場でのライブをこなしている。 この辺の機材に関しては、マニアック過ぎてギター雑誌等の媒体でまず紹介される事はないだろう。当店がお世話になっているギタリストの一人に徳武弘文氏がいる。もはや説明不要の日本の重鎮である。“超絶”なテクニックに気が行きがちであるが、“音”にも非常に煩く、実際問題その“耳”も我々凡人では到底判らない様な微細な差異すらも的確に聞き分ける“超絶”さを持ち合わせている。また、その温厚な人柄もあってかとにかく音楽業界での信頼と影響度が高い。「えっ、これ徳武さんが使ってるの??」「徳武さんが良いって言っているなら試してみようかなぁ…」等、我々販売店スタッフとしては“切り札”的フレーズ「徳武さんが…」なのである(笑) その氏も昨今この中村製作所にぞっこんの様で、中村製作所に入り浸っている…という情報さえあるのである(笑) 以前徳武氏が来店された際に、「中村製作所がオーバードライブを開発しているんだけど凄く良いから試してみて…」とご紹介頂いてはいたのだが、先日メーカーの社長さん、技術の方に加えてなんと徳武氏と御大の所属事務所社長でベーシストの六川氏まで引き連れての賑やかな商品デモンストレーションを行って頂いた。 まずはGABA-1というオーバードライブである。結論から言うと3モード系の元祖である“あの”ペダルの発展型、いや完成型と言ってしまおう。なにせ大筋では“あの”ペダルの方向性を踏襲しながらも、細部にわたっていちいち気が利いた改良が成されているのである。 どんなポイントでも良いので実際に比較してみて欲しい。太さ、S/N、レスポンス、Vol.に対する追従性、音圧、恐らくどのポイントでも“あれ”を凌駕していると実感頂けるのではないだろうか?しかも結構な明白な差を持った勝負となるのでは??と想像する。メーカーである中村製作所に言わせれば、「この所謂TS系タイプの回路は非常に良く出来ています。正直回路は手を入れる余地は余り残されていないんです。ただ、パーツの違いによる差が非常に出やすい特徴を持っている回路ですので、パーツの値は勿論、メーカー、年代、個体差が非常に影響してきます。だから今回パーツのセレクトには本当に時間を掛けました。結局、希少で入手困難なヴィンテージパーツの中にばかり気に入ったものが存在する結果となってしまい、調達が難しく数は作れないという事になってしまいました。 また、配線材に関しては納得いくものがなかなか見つからず結局オリジナルのモノを作ってしまいました(笑)あとこれはもはや常識ですが、配線の取り回しや、プリント基板のアートワーク、部品配置も非常に重要で、ここは長年蓄積したノウハウを惜しみなく注ぎ込みました。ケースはアルミ削り出しですが、一部にとある合金の少々重量のあるモノを採用しております。ここで音の重心感が違ってくるんです…」という事である。 また、多くのエフェクターはInput端子にシールドケーブルのプラグを挿し込むと電源が入る仕組みとなっている。これは誰もが経験済の事であろうと想像するが、電池駆動で使用する際、意外と不便である。 このGABA-1にはBATT ON/OFFスイッチが搭載されている。これでエフェクターを使用しない間、もうプラグを抜く必要はないだけでなくノイズ面でも有効なのである。実に気が利いたアイディアである。何度も連呼するのは少々気が引けるが、“あの”ペダルの登場は確かに革命的であり、強烈なインパクトがあった。しかし、それを踏まえ、それを基準とし、各メーカーが改良品とも言えるペダルを次々と発表してきた。確かにどれも良く出来ている。少なくても価格という面に関して言えば、ほとんどのメーカーは“あの”ペダルの約半額程度の価格で同等のクオリティーを持つペダルを開発してきた。 しかし、どうだろう?“S/Nが改良された”代わりに“音が硬くなってしまった…”とか、“抜けが良くなった”代わりに“ミッドの旨みが無くなってしまった…”等々結局、「“あの”ペダルに比べどれも一長一短だな…!!」こんな感想をお持ちなのではないだろうか??ならば是非このペダルをトライしてみて欲しい。「みんなが求めていた塩梅ってきっとこんな感じなんでしょ…!?」そんな仕上がりなのである。 山野楽器銀座本店4Fギターフロアでは店頭試奏用デモ機をご用意してお待ちしております。防音設備の整った個室もございます。貴方自慢の一台と徹底的に比べてみて下さい。 正解の無い“ギターの歪み”に関しての問題ですので、勿論絶対ではございませんが、多くの方が「なるほどねぇ…」と唸って頂けるのでは??と思っております。 何せあの“Dr.K”徳武氏が良いって言うくらいですから…(笑) 中村製作所 GABA-1 販売価格¥49,800(税込) 山野楽器本店4F 島田真理央
2010/9/24 Volume Pedalの新しい形を御提案します
一見何の変哲も無い様に見えるこちらのVolume Pedal・・・(Photo<1>)、詳しい人なら「ERNIE BALL社の#6180VP JUNIOR」とお分かりになられるかもしれません。確かに筐体はEARNIE BALL #6180 VP JUNIORを使用しております。つまりこちらの商品は所謂モディファイモノです。どんなモディファイをしているのかと申しますと、大ヒットPreamp/Buffer、TBCFX MEP(Photo<2><3>)を内蔵しているのです。そもそもは、これまた大ヒットVolume Pedal、Shin’s Music Perfect Volumeに関して言及しなくてはなりません。いわゆるパッシブタイプのVolume Pedalはその構造上、幾らかは音が<1>“劣化”します。また、これはパッシブに限った事ではありませんが、<2>完全に音がゼロにならないというVolume Pedalがあります。<1>に関しましては、音量コントロールする為のPOTというパーツは日本語で言えば可変抵抗、つまり抵抗なんです。アンプ直に繋いだギターのサウンドをオリジナルとするならば、さらに可変抵抗を通る訳ですからVolume Pedalを通したサウンドは当然変わります。ならば・・・という事で、レコーディング・コンソールなどに使用される様なグレードのつまりこの世に存在する最高峰の高級POTを使用し、少しでもこの劣化という問題を軽減しようとしたVolume PedalがShin’s Musicの「Perfect Volume」という商品でした。Shin’s Music代表の鈴木氏という方は、国内プロミュージシャンの間では超有名な技術者でしてそもそもこのPerfect Volumeもプロの現場からの要望で作り上げられたものでした。実際このPerfect Volumeはその名の通り全てがパーフェクトといえる様な内容でして、先述のPOT以外にも使用しているJack、配線材、ハンダ・・・等々全くをもって完璧なのです。音が変わってはいけないVolume Pedalな訳ですから、オーディオ的に出来るだけ良いモノを使うのがやはり良い結果を生みます。そして、音が変わらないという事で言えばその商品の評価というのは誰の目にも明らかなものとなって現れる事となります。そういう意味でもこのPerfect Volumeを超えるVolume Pedalは存在しないと言えました。ただ、この商品が発表されても尚、プロミュージシャンの中には「それでも本当に全くをもって音の変わらないVolume Pedalが欲しい・・・」という声が根強くありました。私も「これ以上は無理です」とご説明しておりました。
話は少々変わりまして、昨今GtrWrks 19Sixty3 Preamp、Xotic EP-Booster、TBCFX MEP・・・等々の所謂Preamp/Buffer的な商品が大流行しております。今思えばこの流れはXotic RC-Boosterあたりから本格的になってきたかなと思いますが、専用機としてBufferを謳っているものでは無く、プリアンプやブースターとカテゴライズされる様なペダルを掛けっぱなしで使用する事で、音質補正効果、シグナルのローインピーダンス化を狙ったものです。この場合、専用機としてのBufferとは異なる興味深い現象があります。元来ギタリストの多くは音色が変わってしまう事を理由にBufferを嫌う傾向があります。ですのでBufferをメーカーが市場に送り出す際は必ずといって良いほど“ナチュラルな”ですとか“オリジナルトーンが損なわれない・・・”といった様な“音が変わらない”という事をアピールしたキャッチコピーがお決まりとなっておりますが、上記の「GtrWrks 19Sixty Preamp、Xotic EP-booster、TBCFX MEP」といった商品は結構音が変わります。しかし、繋ぐだけで音が太くなる、解像度が上がる・・・等々これらの変化をメリットとして捉え、むしろ好意的に受け入れられています。最近ではアンプ直派だったギタリストたちでさえ、「最近のお気に入りは・・・」といった具合に色々なペダルを試しているようです。と、やっとここで話が本題と繋がります。この様なギタリスト事情を考えますと、今までの様に何が何でもTrue Bypassでないとマズイ!!と言う感じでも無くなって来ましたし、むしろそのペダル固有のキャラクターを付加する事を楽しまれている方が多い様に感じます。そして更に恩恵としてシグナルのローインピーダンス化を可能にし、音の劣化を防ぎ、ノイズに対しても強くなるというメリットを皆さん喜んでいらっしゃいます。となれば、現在の音楽シーンにおいては、ギター用のVolume Pedalはパッシブである必要性は無く、音質も良い意味で変化しているのならば、構わないという方がきっといるのではないでしょうか?
そこで、今回のこのTBCFX 6180/MEP MODです。Volume Pedalの中に同社の大ヒットペダルMEPを内蔵してしまいました。このMEPはエコープレックスのプリアンプ部分のサウンドを再現したモデルなのですが、要はこのPreampのLevelツマミを足でコントロールしようという事なのです。このVolume Pedalのメリットとして<1>パッシブでないので音質劣化しない、<2>むしろエコープレックスのPre Ampを通した様な太く解像度の高いウォームなサウンドに変えてくれる、<3>Volume Pedal通過以降のシグナルはローインピーダンス化されているので、ノイズに強く、音質劣化も無い・・・等々が挙げられます。
更にこのMEPはLevelツマミ6〜7割位のところが原音(ギターのオリジナルシグナル)とほぼ同音量となるのですが、そこからつまり3割位余力がありVolume Pedalに組み込んだ際もペダルの可変範囲上3割位はオリジナルトーンに対してブーストとして働きます。ですので、パッと見はVolume Pedalなこの一台ですが、実はVolume Pedalであり、プリアンプであり、バッファーであり、ブースターでもあります。しかも、要の部分にはあのTBCFX MEPなのですから言うこと無し!!という事なのです。ボードの省スペース化にも一役買いそうですし、これはなかなかのアイディア商品だと思います。地味ですが強力です。
現在当店でのお問い合わせ件数1,2位を争うこの注目商品、是非店頭にてお試し下さい。
TBCFX 6180/MEP MOD ¥36,120(税込)
2010/2/23 ALBIT M1BS
埼玉県は草加市にあります国内屈指の“アンプメーカー”がとんでもないシロモノをこの度発表いたしました。チューブサウンドにお詳しい方ほど驚いて頂けるでしょう。
Alexander Dumble,Ken Fischer,Mark Sampson,Reinhold Bogner…世界にその名を轟かす“アンプ・グル”達です。ところで我が日本でこの“アンプ・グル”と言ってあなたは誰を思い浮かべますか?
私が真っ先に思い浮かべるのは、このM1BSの開発者でありALBIT代表の中沢氏です。日本における真空管アンプの権威であり、最も真空管アンプを見て来た人物の一人でしょう。
メーカーさんですら対処出来ない修理品、最後の最後にいわば駆け込み寺的に頼ってアンプを持ち込むのは実はALBITだったりします。頑固職人を絵に描いた様な氏と話すのはちょっと恐いのですが、どのメーカーの技術者よりアンプの事となると熱く、熱心に語ります。そして私の知る限りその仕事に中途半端さを感じた事はただの一度もありません。
そのALBITさんの作品の中に復活を望む声の耐えない幻の改造マーシャルというのがあります。
基本コンセプトは「あの改造マーシャルの音を改造する事無しで再現する事が出来るアイテム」です。氏からこの計画を聞いた時、正直半信半疑でした。ただ、一方であの中沢氏、いい加減な事は言わない筈だ…。そんな気持ちと期待でこの日をずっと待っていました。
そして氏自ら「プロトを持って説明しに行きたい」そんな連絡を数日前に頂きました。その結果が今ここにあります。
パワーチューブの歪み、太さ、張り、艶、レスポンス…ヴィンテージマーシャルにあるその全てがここにあります。ギターは通常通りInput端子に繋いで下さい。マーシャルならベストですが、基本チューブアンプなら何でも大丈夫の様です。ツマミはお好みのクリーン〜クランチ設定として下さい。そしてこのM1BSをエフェクトループに接続するただそれだけです。プリアンプ後段に真空管を増設する改造をするイメージだそうです。厳密にはALBITさんの改造マーシャルほど歪みません。いわゆるヴィンテージマーシャルと同程度の歪み量でしょう。
沢山のミニスイッチは一見難解ですが実に理に叶った、且つ的を得た設定になってますので直感的に操作出来、かえって使い易くさえ感じるでしょう。2つのマスターVol.をプリセット出来ますからバイパスと合わせて3chという計算になります。使い易く便利ですが、何故こんな事が可能なのか!?ウソみたいなアイテムです。まずはお試し下さい。わざわざ銀座まで御足労頂くだけの価値はございます。
今までの考え方を大きく覆される事でしょう。こんな事が出来てしまうんですねぇ。いやぁ、本当に驚きました。
ALBIT M1BS 販売価格\31,500(税込)
2009/11/12 銀座の大人達”に選ばれる 『Fender U.S.A. 57Champ』の魅力とは…。
“本当”に良いギターを所有するようになると、次に“本当”に良いアンプが欲しくなる…。果たしてそれは“本当”だろうか?銀座界隈での買い物を楽しまれる、いわゆる“銀座の大人達”を見る限りでは全くをもってその通りのようである。
当然の事ではあるが、エレキギターの音というのはギター本体だけで完結するというものでは無く、アンプのスピーカーから最終的に放たれたその出音で評価される。となれば、本来ギターと同様に重要視すべき対象なのであるが、「愛用のギターは50万円以上、アンプは1万円のトランジスタ…」なんて方が非常に多い。色々なご意見がおありかとは思うが、正直なところギターとアンプの重要度、つまりギターサウンドを構成する諸要素のうちギター本体が担う割合とアンプが担う割合はイーブンだと私は考える。勿論“プレーヤーの力量”というものの影響力を無視しては元も子もないのだが、そこは“ゴルフの道具選び”と同様である。「そこを言っちゃ…」という事であろう。
話題を元へ戻し、ならば“本当に良いギター”を所有するオーナーが“本当に欲しい”アンプとはいったいどういうモノなのだろう?その前に“本当に良いギター”とはどういうモノと定義出来るのか?「弾き手のニュアンスを全くを持ってスポイルせず表現出来る」ギターとは言えないだろうか?となれば、“本当に良いアンプ”の定義とは“弾き手のニュアンスを忠実にアウトプットする事の出来る良質なギターの信号を正確に音声へと返還出来るアンプ”という事になるだろう。
ただ、こう書いてしまうといわゆる高級オーディオアンプが最も優秀なギターアンプとなってしまう。ご存知の通りエレキギターをオーディオ用のフラットな特性を持つアンプで再生すると何とも言えないペラペラの味気無い音となってしまう。ギターアンプとは実はかなりミドルレンジを中心にクセ付けされたアンプなのである。ならば“本当に良いアンプ”の定義とは『弾き手のニュアンスを忠実にアウトプットする事の出来る良質なギターの信号を正確に音声へと返還出来るアンプで且つ心地良いクセを付けてくれるモノ…』という事ができる。
そしてこの“心地良いクセ”が大問題なのである。
倍音が豊かとか、反応が速いとか、ギターのVol.に敏感に反応する、太い、抜けが良い…等々ギターリスト達が求める“クセ”は多岐に上るのだが、ここではあくまでも“本当に良い”
アコースティカルな生鳴りを有するヴィンテージスタイルのギターを所有する当店の多くの顧客の方々にスポットを当てている。昨今流行の多機能デジタルアンプはかなり良い線まで来つつあるが、実際に弾いて頂ければご理解頂けると思う。“ちょっと違う”のである。ご所有のギターのポテンシャルは充分に発揮出来るとは言い難い状態となるだろう。どうしてもアンプにそのサウンドを支配されてしまい。極端な言い方をすれば、何を繋いでもそこそこ良い、同じ音がしてしまうのである。
前述の様な“本当に良いギター”を活かしきる“本当に良いアンプ”の条件を突き詰めて行くとどうしてもアナログのそれも出来るだけシンプルな回路のチューブアンプがベストである、という結論にたどり着かざるを得ない。そして出来る事ならばフルアップに近い状態で鳴らせる小出力であれば文句無しである。
そんな理想的なアンプ…。探していくと必ずといって良いほど辿り着く一台の歴史的名機がある。それがこの『Fender U.S.A. 57 Champ』である。
エリッククラプトンが『レイラ』のレコーディングで使用したアンプである事はあまりにも有名なエピソードであるが、5wという出力だが実際音を出してみると驚くほどパワフルな太いサウンドが得られる。昨今のアンプでは決して聞く事の出来なかった、しかし70年代の名盤CD等では馴染みのある“あの音”だ。
クラスA回路、ハンドワイアリングである…等構造的な理由も幾つかあるのだが、やはり5wという小型アンプが故、フルアップに近い状態で使用している…という点が大きく影響している事は間違いない。このアンプならホンモノのパワー管の歪がご体感頂ける。また、良質なアンプの証であるギター側のVol.コントロールによるクリーン〜オーバードライブまで完璧に再現出来る。
昨今のライブハウス等ではまず間違いなくPAシステムが整っている事も踏まえると実は「この程度の音量があればライブもこなせる」と仰る方も多い。アンプ生音だけだと少々物足りない感はやはり感じられるだろうが、それにしてもこの“フルアップ”チューブサウンドを聞いてしまったら最後、多少の手間は決して惜しくなくなるだろう。自宅で良し、ライブで良し…。究極のアンプである。ただし、くどい様だが“本当に良いギター”をご所有ならば…という前提でのお話である。
もしもう既に“本当に良いギター”をお持ちなのならば、是非このアンプをお試し頂きたい。余す事無く貴方のギターのポテンシャルを引き出してくれる事だろう。
貴方の愛器は“本当はもっと良い音のするギター”な筈である。
Fender USA '57 Champ Output : 5 Watt Speaker : 1-8" WeberR Special Design 4 ohms,10watt,Alnico Magnet Controls : Volume Weight : 7.5 kg Size : 34.3 (H) X 31.8 (W) X 19.8 (D) cm Tube : 1x12AX7,1x6V6,1x5Y3
販売価格¥ 123,900 (税込) 山野楽器銀座本店 4Fギターフロア 島田真理央
2009/09/06 「RIVERA Clubster 25 Doce」
新商品ではございませんが、今更ながら最近妙に感心してしまうアンプ、それがこのRIVERA Clubster 25 Doceなのです。ご存知の通り、80年代にFENDER U.S.A.にアンプデザイナーとして在籍し、名機“SUPER CHAMP”をはじめ“DELUXE REVERBII”“TWIN REVERBII”を設計したポール・リヴェラが立ち上げたブランドです。現在では様々なタイプのアンプをラインナップしている同ブランドではありますが、やはり“Hot Rod Fender”と言える様な仕様のアンプにこのブランドの真骨頂があると言えます。同様なブランドにメサ・ブギーがありますが、よりワイルドでFenderのカラーをより多く残した様なサウンドが特徴です。
80年代世界のヒット・チャートを賑わせていた曲の多くがLAから発信されたものだった時代、そのLAの多くのスタジオで、多くのセッションで、実際に使用されていたアンプの多くは氏が改造したFenderアンプでした。ジェイ・グレイドン、スティーブ・ルカサーがお好きな方…。実はあなたが愛聴しているCD・レコードで聴かれるあの素晴らしいサウンドの多くはRIVERAによるものの可能性が高いのです。
氏がValley Arts在籍時代、あの有名な“アンプ・テスト”は行われました。LA中のアンプビルダーが自慢の一台を持って集まり、ロベン・フォードやラリー・カールトンらがテストをし、一番を決めるというなんとも信じられない様な事が行われていたのです。そこで最後に残った2台というのが、アレクサンダー・ダンブル氏のアンプとこのポール・リヴェラ氏製作のものだったのです。このエピソードだけでもこのポール・リヴェラ氏の実力はお解かり頂けると思います。
名機“Super Champ”のクリーンチャンネルのヘッドルームに余裕を持たせ、オマケにスピーカーを12インチにする事で十分な低音域の獲得・ワイドで余裕のある音像を実現したある意味“Super Champ”の完成型といえるのが、この“Clubstar 25 Doce”です。これ一台で80年代アメリカ西海岸でレコーディングされた名盤で聴かれるサウンドのほぼ全てをカバー出来るでしょう。本当に幅広いサウンドメイクが可能な上に、そのどれもが高得点というすぐれモノです。KOCHのSTUDIOTONEなんかも同様に良いですが、もっとウェットで暗めのサウンドですから、やはり乾いた明るめの西海岸サウンドという意味ではこれで決まりでしょう。価格、重量、サイズといった面においても本当に至れり尽くせりで、本当に良質なアンプといえます。Made in U.S.A.でこの内容のアンプが、この価格というのはあまり語られませんがとんでもない事だと思います。
2009/06/19 『ピッキングする前に音が出る!?』
さて、今回ご紹介するのは最近話題のシールドケーブルのお話です。
このケーブル定価で¥26,300(税込)もいたします。店頭ではお勉強価格でご案内させて頂いているのですが、それでも販売価格は¥19,800(税込)と大変高価です。のにもかかわらず、毎日全国からお問い合わせを多数頂きます。実際店頭でも売れています。
何故か・・・!?
当然と言うか、皆様のご想像通り“音”が違うんです。それも、劇的に・・・。
そもそもはメーカーさんが普通に「新商品なんですけど・・・」って持ってきたものですからも正直「はいはい・・・」っていう具合に何の先入観も、期待も無く試したんですが、シールドケーブルのチェックでこんなに驚いた事はございませんでした。音がとにかく速いんです。よくアンプでもエフェクターでもプロの方たちは試されると大抵“音の速さ”を気にされます。もちろんそれが全てとは申しませんが良い音の一つの指標である事は間違いが無いこの“音の速さが”このケーブルは特に際立っております。幻のアンプとまで言われるあのダンブルアンプを表現する時によく「ピッキングする前に音が出る」と言う方がいらっしゃいますが、まさにそんな感じなのです。
また、音の解像度が抜群に素晴らしいのも特徴です。輸入元のオールアクセスさんによれば何でも今年のNAMM SHOWで各ブランドがこぞってテスト用のケーブルに採用していたのがこのケーブルなんだそうで、それで気になって取り寄せて召したところ、私と同じようにその驚異的な性能、音質に驚かれ、即輸入する事となったそうです。
誤解を恐れずに申し上げれば、このケーブルをご使用頂くとお持ちの楽器が1ランク上の楽器に変貌いたします。ただし、弾き手のピッキングニュアンス露骨になる為に、弾き手のランクは残念ながら1ランク下がったかの様な印象を受ける事すらあるかも知れません。
このケーブルはどなたにも手放しにオススメ出来る様なものとは違うかも知れませんが、現在のギター用シールドケーブルとしては最高峰の一つといえるものではないでしょうか。もし、近くにお越しの際は是非このケーブルをお試し下さい。とにかく、スゴイです。
2009/05/17 今回のTopicsは、「チューブアンプと同等レベルの歪み」というギターリストが長年追い求めてきた夢のエフェクターを実際に形にしてしまった話題のブランドSHIGEMORIの中島氏と当店エフェクター担当島田との雑談を御送り致します(笑)。 雑談とは申しましても、今最も話題の社長の言葉からは幾多のプロギタリスト達が驚愕し「下手なアンプよりこれとJCがあった方が良い音するよ。」とまで言わせたSHIGEMORIサウンドの秘密が垣間見えた気が致します。すでにあなたがお聞きのCDで聞こえるギターの音はSHIGEMORIの音かも知れません。それくらいの勢いでトッププロ達に浸透していっているのです。毎度の事ですが、アポ無しの当然のご訪問だった事と、帰りの新幹線の都合で話は中途半端な感じで終ってしまいましたがこの続きはいずれまた・・・という事で。
山野楽器 島田: 当店ではSHIGEMORIのペダルをお取り扱いさせて頂いた当初からの事ですが、お客様からCUSTOMとDELUXEの違いを教えて欲しい・・・というお問い合わせを必ずまず始めに頂く事が多いです。そんな時、我々なりに実際体感している感想をなるべくニュートラルな目線でお答えしようと努めてはいるのですが、SHIGEMORIさんからの模範解答?といいましょうか、お聞かせ頂ければと思うんですが・・・
SHIGEMORI 中島: う〜ん難しいなぁ。何が難しいってSHIGEMORIのホームページで書いてある説明というのは我ながら的確なコメントだと思ってますから(笑)でも、私個人的にはデラックスはストラトに最適と思っているんですけどね。再生出来るレンジがストラトとドンピシャですから。「レスポールに合うって」良くお客様から言われますけど・・・。
山野楽器 島田: SHIGEMORIのいう高純度アルミ削り出しケース。我々素人からすると、本当に『チューブアンプ』の音がしますし、今までには聞いた事も無い圧倒的な次元での完成度・・・という事は理解出来るのですけれど、その音色と高純度アルミ削り出しケース・・・。具体的に言うとこのケースにはどういった作用があるという事なのでしょうか?
SHIGEMORI 中島: 色々あるんですけれど、判り易いところで言えばSTONE DRIVE CUSTOMの基板を普通のダイキャストのケースに移植したら著しくハイが無くなります。つまりうちのケースは凄くハイが出てるんです。この事が実はとても重要なのだけど、一般的なエフェクターの様に「ブーストして出ているハイではない」って事が大きい。とても自然なハイなんです。
山野楽器 島田: 確かにブライトではあるんですけど、嘘くさくない人工的で嫌な痛さがないトレブルだというのは強く感じるポイントです。まあ、そもそもエレキギターの表現で人工的で・・・という言い方が適切かどうかは判りませんが(笑)
SHIGEMORI 中島: また、ケースの形状、質量、表面積などでも色々と音に影響してくるんです。その辺が各モデルのキャラクターの差になっているんですけど、例えばデラックスのケースはカスタムに比べて上から下まで実にフラットに再生する特性があります。また倍音も多かったり、低域〜中域〜高域のつながりが滑らかなんです。
山野楽器 島田: 確かにそれに比べますとCUSTOMは本当に下の帯域はデラックス以上にドーンと出ますが、そのすぐ上の帯域が逆にキュッとしまっています。太くて音圧があるけど決してブーミーでない絶品なローだと思います。また全体的によりソリッドな印象もあります。
SHIGEMORI 中島: うちのペダルは各モデル結構な価格のひらきがあるもんですから、どうしてもCUSTOMが上位機種でDELUXEは廉価版みたいな印象を持たれがちですが、音で判断して実際そんな印象ないでしょ!?使うアルミの量等でどうしても価格に差が出てしまうんですが、音的にはどちらも一切妥協はしてません。
山野楽器 島田: 当店でも実際弾き比べた結果、DELUXEをお選びになる方は多いです。ところでお時間まずくないですか?もう出ないと・・・。そこまで送りますよ。
SHIGEMORI 中島: あっ、本当だ。じゃあ、続きはまた今度・・・。今度は『世界の山ちゃん』お土産に持ってくるよ!!
山野楽器 島田: 出来れば『風来坊』にして下さい。『世界の山ちゃん』は東京でも食べられますんで・・・。「あっ、中島さん銀座線はあっちですよ・・・」
冒頭にご説明致しました通り中島氏の新幹線の時間が来てしまった為、これからというところで残念ながら話は終ってしまったのですが、中島氏の言葉にもあった通り次回必ず今度はSHIGEMORIエフェクターの生い立ちから開発秘話まで本格的な?インタビューをしてみたいと思います。是非お楽しみに・・・。
どうしても待てないというそんな方に朗報です。3/13現在、山野楽器銀座本店ではSHIGEMORI製品CUSTOM,RUBY STONE,PRETONE)を在庫しております。まずは、店頭で今話題のSHIGEMORI製品をお試し下さい。ご来店の際は十二分に期待してご来店下さい。その期待以上の驚きを頂けると自負しております。圧倒的完成度のオーバードライブ・ペダル!!是非一度ご体感下さい。
2009/05/17 『実に気が利いてます』
この写真、一体何だと思います??蟻の大群でも、上から見た週末の銀座歩行者天国でもございません(笑)正解は英国はBonding Solutions社の『Pedal Board Tape』という商品です。
イギリスのBonding Solutions社のPedal Board Tapeは、その名の通り、エフェクターをペダルボードに取付けるのための最適なテープとして開発されたました。従来のベルクロタイプのマジックテープでは、重いエフェクターに取付けると移動中に剥がれてしまったり、また、何度かエフェクターの入れ替えをすると強度が弱くなったりと、理想的な固定を継続できないケースが多々ありました。Pedal Board Tapeは、ベルクロタイプとは違い、無数のキノコ状の突起が両面で確実にかみ合い、はるかに高い強度を実現しました。これであなたの大事なペダルボードの中はしっかり固定でき、運搬も安心です。
いかがですか?実際に店頭でチェックしたところ大変しっかりとした造りで好感が持てます。また、接着強度という面でも十分な接着力をキープしながらも決して取り外しに苦労するほどの過度な強度という訳で無く、この辺は本当に良く考えられているなぁ・・・という印象がございます。これは目から鱗・・・のスグレモノではないでしょうか!?
価格はオープンプライスで1m:1,470円(税込)を予定しております。メートル単位での販売となります。テープ幅は25mmです。是非お試し下さい。本当にオススメです。
2009/04/27 今回ご紹介するのは、461本限定OOO-28M Eric Claptonです! マーチンクラブでEric Clapton氏が持っているサンバーストカラーが入荷致しました。OOO-28ECと大きく違うところは木材です。TOPにカーペシアンスプルースというアディロンダックスプルースやジャーマンスプルースのような弾力性豊かな木材を使用しています。 実際弾いてみますと、確かに粘りがあり倍音豊かなサウンドです。音の分離性とサスティンが良い為か非常に響きの良い音色にうっとりします。スタッフ全員が“流石”とうなったほどです。 OOO-28ECとは桁違いのサウンドをご堪能ください。掲載するギターはサンバーストですが、ナチュラルも入荷予定です。 限定商品です、ご予約の際は本店4Fギターフロア03-5250-1063までご連絡お待ちしております
2009/04/09 日本在住のMartinファンと和幸ファンに朗報です!! 3月29日に山野楽器本店7FJAM SPOTにて和幸トークイベントが行われ、和幸のメンバーである加藤和彦さんと坂崎幸之助さんが来店されました!! なんと!その際に4Fギターフロアにある和幸モデル4本を試奏していただいちゃいました! 写真はその時撮影させていただいたものです。 さすがにギター好きのお二人、ご自身のシグネチャーモデルはもうお持ちのはずなのに飾ってあるギターを見た瞬間、目の色が変わったのをスタッフは見逃しませんでした! 特に加藤さんのモデルD-45SMはシリアルナンバーの若さ(ちなみに6番です!)とアディロンダック・スプルースの木目の太さにお二人とも感心しておいででした。イベント前のわずかな時間を割いてくださったので、ご試奏された時間はほんの五分程度でしたが、イベントスタッフの方に促されてギターを置いた時のお二人はかなり名残惜しそうな表情でした。 ちなみに、トークイベント内でも約15分にわたり和幸モデルについて熱く語っていらっしゃいました。 本店4Fギターフロアに展示されているギターはYAMANO MUSIC ONLINE SHOPでもご覧いただけます。 MARTIN D-45SM KAZUHIKO KATO MARTIN D-45S KAZUHIKO KATO MARTIN OO-21M KOHNOSUKE SAKAZAKI MARTIN OO-21 KOHNOSUKE SAKAZAKI
2009/04/06 この『TOPICS』というコーナーはその時々の旬な“ネタ”をお届けするというのがその本来の目的であります。なのに・・・何故今RC-Booster???と思われた方も多いことでしょう。実はこの空前的世界ヒットペダル、実は最近どうも中身が変わったらしいのです。 そもそも、最初期はまた違ったヴァージョンが存在しますから正確には今回でRC-Boosterとしては3代目のモデルとなるのです。 最初期のモデルはまずスイッチが異なりました。私もこのヴァージョンを愛用しておりましたが、スイッチング時の“ボツッ”というノイズが乗りやすいという欠点がありました。これはTRUE BYPASSにしようとするとある程度はしょうがない事なのですが2代目のモデルになりますとそのスイッチが変更され“ボツッ”というノイズはかなり解消されました。ただ、スイッチのサイズが大きくなった事によりケース内における基板レイアウトを見直す必要が出てきました。従来の“1枚基板”から“2階建て2枚基板”に変更となりました。モールドの仕方もグレーのとても硬質なものから黒い樹脂的な柔らかめのものに変更となったのもこの頃です。このスイッチ変更は、スイッチング時のノイズ減少という効果のみならず、肝心の音色にも良い結果をもたらしたと私は思います。 全体的なS/Nも改善しましたし、音がよりナチュラルに、そして解像度も高くなったように思います。 そして今回、第3弾目の変更点ですが、以前限定で発売になり音に煩い“通”の方々の間で大絶賛されたあの“SCOTT HENDERSON”モデルがそのまま中に入ってるとの事。元々RC-Boosterの愛用者で、言ってみれば現在このRC-Boosterの世界的ヒットは彼のおかげとも言えなくないギター界の“サウンド・グル”スコヘン仕様と同じという事です。従来のモデルとの違いはと言いますと、BASSツマミでコントロール出来るローの帯域がより低いところにあるという事です。正直、かなり微妙な違いです。ただ、この微妙な違いがシングルコイルでは効きます。より太く、パンチが出るといった感じになります。しかも全くわざとらしさが出てしまう事無くRC-Booster本来のナチュラルさは保ったままです。これは絶妙なアレンジだなぁ・・・と思っていたところ、Xotic社製品の輸入元PCIさんより今回この変更のニュースを聞きました。これは一大事です。皆さんにもお伝えしなければと思い今回この『TOPICS』でお伝えさせて頂きました。 従来のRC-BOOSTERをお持ちの皆様、残念ですがこのニューバージョンが最高傑作ではないでしょうか!?本当にオススメです。是非お試しを・・・。
2009/03/19 ついに入荷しました、2009 WINTER NAMM SHOWで出品していたTaylorの1本ものが入荷しました。
サイド&バックにはハイグレードなキルトメイプルを採用、トップにはプレミアムなグレードのイングルマン・スプルースが使われています。そして、ヘッドストックにRoseのインレイを施し、バインディングには希少材であるコア材を使用した“華やかさが満ち溢れる”モデルです!
現地で出品していた為に、弾き傷がありますが、この高級感のあるルックスは最高です!
見た目とは裏腹に重量が軽く、カラッとした立ち上がりの良いサウンドは、“高貴・上品・煌びやかさ”を彷彿させます。Gibsonのサイド&バックにメイプル使ったギターと比較するなら“対極のサウンド”ですね。試奏すると心地良い鳴りとサウンドにうっとりしてしまいます、これは確実に当店のNo1ギターでしょう。